モクモクと火おこし
今日は奥様の実家でバーベキューが行われましたので、参加してきました。毎年恒例のような気がします。夏は暑いので庭先でも外でバーベキューは大変です。冬は寒すぎるから辛いのです(ずっとコンロの近くに居れば、まだマシですが)。そうなると、春先と晩秋くらいが最も良い気候になります。ですから、4月~6月や10月~11月がバーベキューに適していると考えています。あくまでも中部エリアですが。他県についてはそれぞれ事情があることでしょう。今年は、娘の友達一人と奥様の従妹家族も参加して、総勢11人でした。その内、焼肉係は3人。他の人は食べる係かお喋りする係のようです。僕は酒も飲まないし、お喋りもしないので、ひたすら火の管理をします。これは随分前からの行動で、特に今更始めた事ではありません。「焼いてばかりじゃなくて、食べてね」と言われますが、実は焼いている人が、最も好きなモノを、最も良い状態で食べているのです。これが最大のメリットなのです。ですから、僕には「焼き係」を断る理由がありません。バーベキューで得をしたい人は、ぜひ焼き係に立候補しましょう。多少、煙の臭いが服や身体に残りますが、それは見事に任務を全うした勲章だと考えれば良いのです。服は洗濯すれば匂いが消えますし、身体はお風呂に入ればスッキリです。今回使用したのは、安物の木炭と、少々お高い備長炭です。木炭は、ゼリーの着火剤を底に置き、ライターで着火して、その上に炭で櫓(やぐら)を組むように置きます。こうすると、空気の通り道が出来て、燃焼効率が向上します。ただ炭を重ねただけでは、火おこしはできません。炭が燃え始めたら、ウチワの出番。ひたすら仰いで燃焼を促進させます。炭が全体的に白っぽくなってくると、いわゆる「良い状態」となります。暗い場所ですと、遠赤外線で温まる感じが判ります。備長炭は、直径5cm、肉厚3.5cmくらいの筒状になっています。中心の空洞部分を空気が抜けていくので、燃焼が進みます。着火剤は最初から練りこまれているようで、火を近づけると勢いよく燃え始め、10分もしないうちに「良い状態」になります。そしてこちらはウチワで仰ぐ必要がありませんし、長時間燃え続けるため、非常に便利です。コストパフォーマンスに優れているかどうか、判断が難しい部分はありますが、今回のように2種類を駆使すると良いのかもしれません。備長炭の場所を優先して、そこで調理開始し、火力が必要になれば、火を着けておいた木炭を足す、という方法であれば、開始もスムーズですし、無駄な昇温時間を避ける事が可能です。2系統の燃焼方法ですから、ハイブリッドと言えなくはありませんが、あまり浸透しないことでしょう。ガスバーナがあれば、もっと楽に火おこしができるのですが、すっかり忘れていました。次回は忘れずに持っていきましょう。そうそう、一輪車で少し遊びましたが、オフロードで乗ったため、足の筋肉がすぐにプルプルしました。これは完全に運動不足です。子供にもそのように指摘されました。よく判っていますね。子供たちは元気に走り回り、疲れを知らないように遊んでいました。ほほえましい限りですね。