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仕事という名の休日
会社で宿直業務だったのですが、やる事が限られてくるので、ついついテレビを觀てしまいました。年末ということで、スペシャル番組ばかりが番組表に並んでいるようでしたが、チャンネルを変更するのが面倒なので、ずっと同じ局のままにしておきました。もう一人の先輩は、スマホで情報収集をしていたので、テレビ番組の選択権は僕に委ねられていました。大役を預かってしまったと思ったのは、後輩という立場的な錯覚であり、一度自分の意思でチャンネルを変えてしまえば、あとは野となれ山となれ。もう釘付けになってしまいました。普段、ブログでしょっちゅうテレビを觀ている奥様の悪口とも取られる発言をしているかもしれない僕ですが、本日は休息日ということにしておきましょう(何の?)。家で笑うことと言えば、子供の仕草くらいです。あとはさほど面白さに声を出して笑うことはありません。しかし、バラエティ番組のオンパレードに、思わず大声を上げて笑ってしまいました。いやぁ、何か新鮮さを感じずにはいられませんでした。昔とは違う視線で觀られるようになったのかもしれません。制作側の苦労というよりも、こだわりの部分が見えてくると、何か嬉しさを感じることができました。漫画家のお話があったのですが、その中の言葉で「描きたいものを描いたら売れない。読者が求めているものを書くのが、与えられた仕事だ」という部分があり、その言葉を噛み締めていました。自分の仕事に置き換えてみて、何が求められているのだろうか、と。具体的な答えが浮かんだわけではありませんが、道は既に示されていた事に、気付きました。自分が受け入れていなかった、或いは気付かないふりをしていたのです。結局、自分に示された道を頑なに拒んでいた結果、与えられた仕事から遠ざかっていったため、仕事に希望が持てないと勘違いをしていたのです。良い気付きを与えてくれたテレビに感謝しなければなりません。そのお礼という訳ではありませんが、本当に素直にバラエティ番組を觀て、純粋に笑い、楽しみました。エンターテイメントの需要に対して供給を続けていることは、驚異的であり、同時に素晴らしい事です。何か年末に感慨深い経験をして、良い締めとなりそうな予感です。感謝ですね。ありがとうございます。