雑談

夢の国でも待ち行列

行列のできる店(主に飲食店)と冠される場所は、テレビでよく公開されていますが、それまでは一般的には知られていません。テレビという媒体を通じて、多くの人間が知る事になります。人間の心理とは不思議なもので、合理的に考えるならば、あの行列を見たら、避けて他の店舗に行こうと考えそうなものですが、そうでもないということですね。その行列ができる、という情報に対して、それだけの需要があるという事を意味しています。そうでなければ、わざわざ放映されません。その行列に対する意識とは何でしょうか?行列の種類にもいくつかあると思うのですが、例えば有名人のサイン会がある時刻から開催される、となると、開始時刻前から多くの人が並ぶでしょう。これは仕方がない、というか避けようがない部分もあります。そのサインを入手する事と、本人に会う事が目的であり、そのためには時間を割くことを厭わない、という考え方が予めあるはずです。これは理解できます。一時間後にダウンタウンが現れて、握手会を開く、となったら、その場所は混乱に陥るでしょうけれど、僕も並んでしまうかもしれません。現れる人によりますけれど・・・では、テーマパークでのアトラクション待ちはいかがでしょうか。僕はこれに関しては、冒頭の飲食店の行列感覚ですね。そして、並んでまではサービスを受けたくない、という感覚です。一日のフリーパスがあるとしても、2時間、3時間も並んでまでそのアトラクションを経験する必要性を感じません。夢の国で待ち時間が存在するなんて、信じられません。王子様がお姫様を待つのとは、訳が違います(喩えが悪い)。飲食店も同じ理由で、ただその時の栄養補給という目的のために、1時間以上並んで待つ、という状況は受け入れがたいです。もちろん、選択肢があるからそんな事が言えるのであって、災害時にそんな悠長な事を言うつもりはありません。あくまで普段生活において、です。マックなら込んでいても10分もすれば自分の注文を受け付けてくれて、その5分後には商品を受け取れます。それで充分です。スーパーに行けば、歩き回る必要はありますが、食べるために行列に並ぶ、という事はありません。自分を基準にする訳ではありませんが、それが合理的な考えかたではないか、と思います。行列にわざわざ並ぶ、という行動は、僕にとっては面白い心理行動です。行列ができる店は必ずしも美味しいとは限らないでしょうし、お値打ちであるかどうかも不明です。ただ僕から見たら、精神的にゆとりのある人たちがそういう行動をするのかな、となります。それくらい、せっかちな男だと自負していますので。それと少し心配しているのは、周囲の店や住民から苦情がこないのかな、という事です。あれだけ店の外に行列がいると、通行の邪魔になる、または隣が店舗であれば、営業妨害と言ってくる人もいるのではないでしょうか。実際、街中で行列の出来ている店の前を通る時は、歩道が塞がっているので車道に出て通り過ぎなければならない時があります。これは非常に危険な状態だと、店側が認識するべきだと思います。「ありがたや~」と言っている場合ではありません。ここまで散々行列を批判してきましたが、今勉強しているのが、待ち行列理論というもので、概念を全く掴めません。悔しいから、実際に行列に並んでその理論を実践的に経験してこようかな、と画策しております。じゃあ、批判するなよ、って思われるかもしれませんが、それとこれとは次元が違って、理論は実践してこそ、有意なのです。あ、もしかして、みなさん、その理論を実践していらっしゃる・・・?

こういう店で並びたい