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スクランブル・イン・ア・ドリーム
お盆も終わり、夏も佳境に入ってきました。7月末から8月初旬にかけて猛暑日が続きましたが、断水になることはなく、周囲の人で熱中症になる人もいませんでした。日本で1,2を争う気温の高い県となってどれくらいになるのか存じませんが、最高気温38℃以上が1週間続いた時は、さすがに覚悟を決めました。形振り構わず暑さ対策を施したのが、功を奏したのかもしれません。首には保冷剤を忍ばせたタオルを巻き、作業着は、汗びしょになったらすぐに着替えて、水分は30分に1回は補給していました。仕事は空調の無い場所での作業が多いので、午後の気温が上がる時間帯は、汗が滝のように流れ出ました。休憩するために現場事務所に行くのですが、水道の配管が外を通っているので、配管内の水が温められて、蛇口から出てくる水温は、30℃近くとなり、そのまま飲むには、少し抵抗がありました。冷蔵庫に入れても、すぐには冷えませんから、結局生ぬるい水を飲んでいたのです。これには少し辟易してしまいましたが、お金が無いのでしょうね。会社として作業員へのせめてもの償いとして、塩飴と経口補水液の配備が成されている程度です。自分の身は自分で護れ、という教えを暗に含んでいるのだろうな、とポジティブに受けとめておきましょう。食べ物の恨みは怖い、という言葉は最近聞かなくなりました。きっと、生活にゆとりが芽生えてきたのだと思います。テレビは相変わらず食べ物に関する内容が多いですが、食べてばかりの国民になったら、どうなるのか考えると、結局は経済活動に波及するのだろうな、と予想されます。食べ物を購入する、或いは外食するための販売促進として、テレビ番組が作られているというのは考えすぎでしょうか?僕の中では、合点がいくのですが、いかんせん、テレビを観ませんから、あまりモノを言う資格はないのかもしれません。NHKの受信料は地上波とBSの合算で年間2万円強ですが、僕の代わりに奥様と子供たちが観ていますから、元は取れていると思います。携帯電話にも支払い義務を設けるような話がありましたが、それを黙認するほど国民はバカではないでしょう。税金ではないのに、支払いを義務とすることがそもそも間違いですし、観たい人だけが契約すれば良いだけの話です。スクランブルをかける、と表現されますが、スクランブル放送は当然の話だと思います。すでにインターネットで動画は溢れかえっています。テレビを点けなくても、面白い番組をいくらでも観ることが可能であり、自分で作成して世界に公開できる時代です。時代錯誤な徴収制度は、首を絞める結果になるのではないか、と思っていますが、果たして今後はどうなることやら。僕は1銭も払いたくありませんが、家族単位ですと、サービスを利用していますから、結局は払うハメになります。なんだかなぁ、と文句を垂れても仕方ないのですが、どうせ有料であるなら、1番組単位でお金を払って観ることにしたほうが、お互い良いのではないか、と思います。そんな事は他の衛星放送局などがとっくに初めていることですが、NHKもそうあるべきではないのか、と声を少しだけ大きくして言いたいですね。地域のイベントを撮影し、有料で放映されるとなれば、例えば家族で映っていると知っていれば、その家族はお金を払って観るのではないですか?ケーブルテレビがそういう取り組みはしていますが、今後はさらに細分化されたニーズが発生するはずですから、それにどう合わせてサービスを展開するのか、遠い目で見守りたいですね。
のどかな風景