雑談

命令というパワハラ

梅雨が明けて、真夏日を迎えました。日中の気温は35℃を記録しました。猛暑日ですね。職場の事務員が暑い暑いと連呼していましたが、現場はもっと暑い事を少し考えてほしいものです。まあ、どこにいても暑いには変わりませんけれど。事務所もエアコンの設定温度が28℃キープのようですから、それほど涼しくはないでしょう。それでも35℃に湿度を伴う現場と比べたら、雲泥の差ですね。はい、愚痴はここまで。本日は産業医の巡視があり、健康管理について少しお話を聞きました。メタボに関する企業の規定で、一定数のメタボ対象者に、健康指導をしなければならない、というような内容でした。法律で決まっているとのことですから、厳守しなければなりませんね。ただ、誰に白羽の矢を立てるのか、誰の判断でそれを行うのか、という問題が浮上しているようです。というのも、例えば事業所長が「○○さん、あなたはメタボを改善する必要があるから、健康指導を受けなさい」と命令した場合、パワハラになるようです。ふーん、そうなのか、と首を傾げてしまいますが、それが法に則った解釈なのでしょう。会社の規定に対して、健康状態が不適合となった場合、会社としては健康体になってもらいたいと思うでしょうし、そのための手助けをする必要もあると思います。それを会社側(特に上位職)から勧めたら、パワハラになるとは理解し難い状況です。ハラスメントの前に、優先されるべき規則が存在する場合だってあるわけですから、一概に「それはハラスメントだからできない」という考え方は健全ではありません。しかし、こういった事例を考えると、今後は雇用契約も複雑化していく事になるのでしょう。健康面についても記載が増加するはず。そして個人情報やハラスメントの内容についても。予め、契約として会社側の都合の良い方向を示しておくことが、安全対策となるのだと考えられます。そして、あとはその契約を明確に伝える事ですね。文書を渡して終わり、という方法だと、恐らく読まない人が多数でしょう。そして何か問題が起きた時に「聴いていない」というパターンですね。これは避けるべき事態だと言えます。もちろん、会社としては既に文書で示している訳ですから、落ち度はありませんが、健全な雇用関係を考えた時に、口頭でも伝える必要性があるということです。さて、世の中便利になってきましたが、複雑さも増してきています。それを全て把握することは不可能に近い。そうなると、可能な限り、他人と接する機会を減らした方が、問題に巻き込まれる可能性は低くなります。そういう意味でも、インターネットは今後必要不可欠なツールですね。