ニッチもタッチもブログもイマイチ
長い間降り続いた雨がやみ、一転して夏模様となりました。夏の空と言えば、入道雲ですね。日中の気温は32度。風は南から吹いていたと思います(仕事中の場所限定ですけれど)。湿度はまあまあでしたが、風のおかげで、心地よい暑さでした。これくらいなら、耐えられるかな、と思った矢先に、なんと雷が鳴り、夕立が・・・天気予報では、梅雨明けを発表したばかりだったのですが、もう降るのか、とがっくりしてしまいました。それと同時に、被災地に、これ以上の降雨は勘弁してほしいと思いました。そうです、梅雨明けしたのです。さっそく夕立に会うとは予想もしていませんでしたが、日本の夏らしいといえば、そうですね。夕立により、日中の蒸し暑さを、雨で冷やしてくれます。会社から帰宅する時は、既に雨が止んでおり、ヒンヤリとした空気が肌を撫でるように流れていきました。おっと、文学的な表現ですね。この文学というカテゴリの仕事として、作家の人たちがいますが、非常に不思議だと思います。言葉を紡ぐ能力というか、表現力や構成力で魅力を伝えるのだと思いますが、何故、これほどまでに、言葉にこだわるのか、という疑問が浮かびます。もともとはコミュニケーションのツールで考え出されたはずですが、ある人たちの手にかかると、その言葉が価値を持つようになるのです。そして、その価値は、書籍や石板といった媒体に刻まれることにより、普遍的なものとなりました。言語の異なる国で発信された言葉(書物)でも、価値があるものは翻訳されて、多くの国で読まれています。それは本当に素晴らしい事で、芸術的でもありますから、そういう職業の人は、アーティストであり、或いはエンターテイナーでもあります。僕が書いているようなブログには、決して言葉の価値があるとは言えませんが、社会的に認知された人が書いた、という「ブランド」力があれば、付加価値が跳ね上がります。そうなってくると、内容云々ではない、とまでは言えませんけれど、書き始めた段階で優劣が存在するということは事実です。しかし、如何に認知させていくのか、というプロモーション活動がなければ、価値が認められません。その辺りの戦略というのは、「ブランド」力のある人たちが精通しているはずです。何もせずに売れっ子作家になったわけではないはずですから。僕が好きな作家さんは、そういう戦略について、時々(ブログなどで)語っています。時代を見据えた、というか、将来を見越した上で、需要がありそうな内容の小説なりエッセイなりを書くそうです。それを知って「ははあーん。なるほど。僕にはできないな」と思いました。何でも良いから書きたい事を書いて満足するのではなくて、「需要」を見つけなければならないのです。その辺りのノウハウは、出版社との兼ね合いもあるのだとは思いますが、プロフェショナルの技術なのでしょうね。想像もつかず、言葉に詰まってしまいましたが(誤用)、ニッチな戦略とは、こういう事をいうのかな、と思った次第です。
