仕事は楽しくするもの?
ゴールデンウイークは、二日間の中だるみを挟みまして、後半の4連休に突入します。祝日が少しずつ増えるのは大変結構な事だと思います。また、連休が増えるように、祝日の設定に自由度を持たせるのも、非常に柔軟な対応で、よろしいのではないでしょうか。有休を取得する時は、基本的に連休になるように取得します。休みが好きなのです。働くのが嫌いなのです。大きな声では言えませんけど。最近、上司が変わりましたが、新しい上司から「どうせやるなら、楽しくならないと!」とご高説いただきましたが、「わたしゃ、そんなに単純じゃないのよ。」と思いました。これは不思議な感覚でもあります。例えば、家事の手伝いというのは、それほど苦になりません。洗濯物をたたんだり、食器を洗ったりすることは、労働とは感じないのです。自分の家の事だからでしょうか?それとも、奥様にコントロールされているのでしょうか?無償であるにも関わらず、ある程度は「頑張ろう」と取り組むことが出来ます。どうやったら楽になるか、という改善意欲も忘れることはありません。食器を使う時、コップは、常に同じコップを使います。飲み終わったら、水で軽く濯いで置いておくだけです。奥様と子供たちは、1回使ったら、次は違うコップを出してきます。これが、洗い物が増える原因なのですが、これを説明してもなかなか伝わりません。どうしてでしょう?僕が洗うと思い込んでいるのでしょうか。もしそうであれば、遺憾の意を表明せざるを得ません。理由如何によっては、「そりゃイカン!」と憤慨することだって起こり得ます。この人は、なんて弱い立場なのだろう、と同情を求めている訳ではありません。ただのジョークです。洗濯物は、着るものを減らすことは難しいですが、洗うのは機械が自動でやってくれるので、そこは問題ありません。畳むのは、慣れてくれば15分くらいで終わるので、全く苦になりません。重要なのは、いかに効率よく乾かすか、です。特に雨の日。洗濯物は出来る限り広げて干して、湿気を吸わないように注意する必要があります。梅雨時は、エアコンの除湿が役に立ちますね。そういう事を考えながら普段を過ごしているのです。世間一般では、家事をする男性の事を「カジダン」と呼ぶそうです。「イクメン」といい、この「カジダン」といい、センスはイマイチですね。というか、育児や家事を手伝うのは普通の事ではないですか?育児に関しては、僕はあまり大きい声では言えませんが・・・わざわざ呼び方を創らなくてもいいのに、と思うのですが、マスコミはこういう話題の提供の仕方も仕事のうちでしょうから、とやかく言わないようにしましょう。そうそう、仕事の話でしたね。楽しく仕事をする、というのは、どういう事なのでしょう。僕には恐らく理解ができないと思います。賃金を得るための作業は労働であり、仕事ではない、という考え方であれば、納得できます。しかし、上司は、明らかにその「労働」を楽しくやろう、と言っているのです。正直、会社で「楽しい」と感じたことはありません。強いて言うなら、帰宅時はとても楽しいです。通勤はまだ仕事ですからね。そういえば、帰宅途中、小さな駅を自転車で通過するのですが、たまに会社の先輩が電車の待ち時間にビールを飲んでいる姿を見かけます。まあ、そこはあまり口うるさく言う事は無いとは思いますが、「(お酒が)好きだなぁ」と感嘆します。家まで我慢しないのですね。そんなに美味しいのでしょうか。楽しく仕事するって、そういう事?と疑問を持ったわけではないのですが、業務中は、あり得ない楽しみ方ですから、参考にはなりません。恐らく、「学ぶ」気持ちがあれば、仕事はもっと取り組み方が変わっていくのだろうな、と感じてはいます。学ぶ姿勢が自分に足りないという事は、認識しています。じゃあ、学んだらいいじゃん、という話ですよね。うーん。そうですね。「学び」によって、報酬が得られる、という考え方は素敵かもしれません。ちょっと、急ですが、悔い改めなければ、と気付きました。その上司は、ご自身を、とにかく好奇心が旺盛だ、と評価しておられました。確かに、僕は好奇心を持って仕事に臨むことは無いので、何とか、好奇心の苗を植え付けてみようと思います。それが出来るのは、自分自身だけですからね。ああ、でも、感情を持たずに、機械のごとく仕事をこなすほうが、難しいのかもしれません。そちらのほうが、効率は良いでしょうけど、人間ですから・・・せっかくの連休なのに、仕事の事を考えてしまいました。ちょっとおもちゃで遊んで、童心に返ってきます。
