デバイス

回らないローラ

今日は昨日に引き続き、掃除機のヘッド部と格闘しました。ローラーが回らないので、調べたところ、断線していたので、導線を一旦取り外し、新たな導線を接続する、という作業です。ハンダづけが必要になりますので、慎重な作業が要求されます。久しぶりにハンダゴテを扱うので、とてもナイーブになりました。取り掛かるまでに30分以上を要しました。失敗したらどうしよう、という気持ちが芽生えてくるので、なかなか開始できないのです。時間が経つと、諦めがついて「失敗してもいいか」という気分になります。そうなると怖いものはありません。黙々と取り組みました。まずは断線した導線の除去。端部がハンダづけしてありますから、「ハンダ吸い取り線」という道具で、不要なハンダを吸い取ります。ハンダごてを扱う作業全般に言える事ですが、手がもう1本欲しくなります。ハンダ吸い取り線を左手に持ち、ハンダゴテを右手に持つと、肝心の導線は、誰が支えてくれるのか、という話に(僕の中で)なります。誰も手伝ってくれませんから、当然一人で行いますけれど。仕方ないので、左手の小指と薬指で導線を押さえ、親指と人差し指ではんだ吸い取り線を挟み、無理矢理作業する事になるのです。自分でもこの瞬間は、とても器用だな、と思わされます。やればできるもんだと。不要な導線とハンダの除去が済めば、あとは楽勝です。新たな導線をハンダづけしてお終い。この場合は、ハンダを左手、ハンダゴテを右手だけで作業ができます。導線は、端子に絡ませてあるので、支える必要はありません。ちゃっちゃとハンダづけして作業を終了しました。その後、依頼主の家に行き、掃除機本体に付けて電源を入れてみると、見事に回りません。失敗しましたね。あちゃー、です。素直に謝罪を伝えました。しかし、原因が不明なのが気になります。後日、原因調査を進めようと企んでいます。購入すると、1万円を超えるのですから、そんなに簡単に買い換える物でもありません。長持ちすれば、消費者冥利に尽きる、といったところでしょうか。