動かないシミュレータ
昨日発掘しました回路シミュレータは、古いパソコンにインストールしてあったので、そのパソコンを引っ張り出して立ち上げました。古いといっても、まだまだ現役バリバリで使えます。立ち上がりが遅かったり、ハードディスクの回転する音が喧しかったり、という不安要素はありますが、当時はそれが当たり前の事でした。技術の進展により、立ち上がりは早く、ハードディスクはフラッシュメモリに置き換わり、静かになりました。スマートフォンはとても静かですよね。それが当たり前になると、ひと昔前のパソコンは、とてもけなげに働いているように思えます。あまりにも頑張っている感が出ているので、逆に心配になってしまう訳ですね。会社でも同様の事案はあります。後輩でいつも一所懸命に走り回って作業している子がいるのですが、スタミナ切れでバテてしまわないか、心配になります。声を掛けても、ゆっくり作業をしようとしませんから、生来の行動方針なのだと理解したほうが良さそうです。パソコンも同じようなものでしょうか。しかし、パソコンのスペックは、部品を交換することで改善することが可能です。ハードディスクをフラッシュメモリのSSDに換装することで、起動時間とデータ転送時間、稼働音がかなり解消されます。ただし、コストが2万円ほど必要になります。2万円あれば、はっきり言って新しいパソコン(といっても実際に買うのは中古ですが)を買った方がお得です。悩ましい選択と言えます。ふと思い至って、回路シミュレータのアプリが保存されているCDを探したら、これも見つかりましたので、メインのパソコンにインストールして、互換モードで使えるのではないか、と考えて、試してみました、インストールと回路を作成するまでは難なく通過しましたが、肝心のシミュレータは、シミュレータを起動(回路に通電する、の意)させることが出来ません。エラーメッセージが出て、読み込む事ができない、という内容でした。これはOSに依存したエラーでありそうですから、下手に対処するとパソコンまで使えなくなってしまいますから、古いパソコンで遊ぶしかありません。古いアプリケーションですが、とても有用なので、少々残念に思います。嘆いても始まりませんから、暫くは我慢我慢。新しいから便利、という訳でもないのだな、と痛感した1日でした。