生態の隙間観察
今日は少々曇り空で、肌寒い1日となりました。午前中に一時的に晴れ間が見える瞬間もありましたが、ほんの慰め程度の微笑みでしたね。それからは予報通り、夕方から小雨が降り始めました。最近、子供達が「今日の天気は?」と聞いてくるので、すぐにネットの天気予報を調べて、その通りの情報を伝えてあげます。それを聞いて、何を着ていくのか、傘を持っていくのか、雨ならば靴下の替えを持っていくのか、などを判断しているようです。なかなか賢いですね。子供の事から天候を気にして行動することは、決して悪い事ではないでしょう。自分の行動計画を考えるクセを定着させれば、大人になってもそれが生きてくる場面があるはずです。僕が子供の頃は、天気予報を見たことはありません。外を見て、雨が降っていれば、傘を持って行くし、親が持って行きなさい、と言ってくれれば、持っていったでしょう。小学校には、傘の貸し出しがあったように記憶しています。きっと、多々そのシステムにお世話になっていたことでしょう。何故なら、傘が無くて困った記憶が全くありませんからね。中学校くらいからは、濡れたら嫌だな、という気持が芽生えていたかもしれません。その頃は、テレビを観ていたので、そこから天気予報の情報を得ていたと記憶しています。会社の植え込みの植物を観ていると、少し前までは寒さで葉が元気なく垂れさがっていましたが、ここ最近の陽気で、葉の色が生き生きとしてきて、日光を浴びようと一生懸命背伸びを始めたように見えます。4月頃には、青々とした葉になることでしょう。楽しみですね。仕事の合間にそうやって植え込みのチェックをしているのですが、これが楽しみでもあります。毎日見ていても、変化に気付くことは難しいのですが、雰囲気が変わったな、という事はある時点でなんとなく感じ取れます。この辺りが、人間の奥ゆかしさというのでしょうか、不思議な感性です。AIロボットが、このような感性を身につけたら、面白いかもしれませんね。そうそう、勤め先は居心地が良いのか、長い期間ハトの住処になっていたのですが、様々な害を製品に及ぼしていたので、2年前くらいに、専門業者による捕獲作戦が始まりました。具体的には、カゴを敷地内に幾つか設置して、中にエサと水を置いておきます。カゴの仕組みは、入る時は簡単には入れて、出る時は動かない、というワンウェイの扉がついています。そこをくぐってしまうと、二度とカゴからは出られません。否、業者さんが定期的に大きなビニール袋を持参して、カゴからハトを出して袋に入れて持ち帰りますから、二度と出られない、は間違いですね。自力では、二度と出られないという表現が適切でしょうか。平和の象徴だから、そのような回りくどい方法をとるのかもしれません。しかし、確実に効果はあります。カゴを設置する前は、そこら中にいましたが、今では見つける方が難しくなっています。かわりに、小さい鳥が住み着くようになりました。その鳥はカゴに入る事はありませんが、カゴの近くで何やら屯しています。しかも、全てのカゴの周辺で、それぞれ10羽以上は住み着いています。カゴの隙間から侵入できるくらい小さいから、カゴの中の食料を狙っているのかもしれません。勤め先では、ハトがいなくなったら別の鳥がやってくるという、何やら生命の不思議に触れる場所でもあるのです。そうやって考えれば、決して悪い職場ではないのかもしれませんね(意味不明)。