インスタにほえろ!
最近はテレビでもネットでも「インスタ映え」という単語が飛び交っているようです。インスタグラムというソフトウェアは、詳しくありませんが、facebookから派生したものではないでしょうか。少し調べてみましょう。あらら、全く違いましたね。2010年にApp Storeに登場し、facebookが買収したのが2012年でした。そういわれてみれば、突然「インスタグラムを利用できます」みたいなお知らせが届いたのが、その頃だったかもしれません。写真を公開するなら、facebook上で可能ですから、わざわざ新しい写真共有アプリケーションを利用する必要性が全くありません。そして、最近の動向を眺めていると、使わなくてよかった、と感じています。そもそも「インスタ映え」という単語の意味が判りませんね。映えているかどうかは、個々の感じ方ですし、映えたからと言ってどうなのか、とツッコみたくなります。それなら、写真を引き伸ばして大きな額に入れて、街中で個展でも開いた方が余程「映える」のではないでしょうか。なぜ、これほど辛辣な批判をしているのかというと、先ほど、テレビで「インスタ映え」について、女子大生と思われる二人組がとんでもない事を言っていたのです。簡単に言うと、「インスタ映えするような友達を選ぶ」という内容です。理解に苦しむ表現ですが、実際にそのような考え方がある事が、なんだか不思議です。いえ、決して価値観を否定するつもりはありません。ただ、友達の選考基準が「インスタ映え」ってどうなのでしょう?その友達と出かける時は、服装について事前に打ち合わせをして、身長差がある場合はヒールや底上げの靴で差を埋めるというのです。いやはや、といっても通じないかもしれませんが、そんな感想を持ちました。5歳の次女がその番組を見ていたのですが、つまらなかったのでしょう、すぐにチャンネルを変更していました。そして、録画されていた「クレヨンしんちゃん」を観ていました。子供にもきっと、興味の対象として認識されない部分なのでしょう。最近は、所構わず、というかちょっとした事がある度に、親が子供にカメラ(スマフォ)を向けてポーズを求める、というシーンを頻繁に見かけます。子供は勘違いしてしまうのではないか、と心配になります。常にカメラを向けられる、というのはちょっとした恐怖を感じますが、それに慣れてしまうのはかわいそうだな、と思います。多くの場合、その子供の写真をインスタグラムなどのSNSに公開するのだと予想できますが、子供の個人情報はどうなるのでしょうか。この辺りのデジタル・モラルが低下している旨は、ニュースでも流れていますが、今後は法律で厳しくなっていくことが予想されます。早めに対策を考えましょう。