雑談

苦悶式英会話の再来

オーストラリアに1年間滞在したことがありますが、その際はワーキングホリデービザを取得しました。主たる目的は、憧れの海外生活を遂行することでしたが、どうしても必要になるのが、英会話です。僕は、決して英語が堪能ではなかったので、渡豪(オーストラリアのことです)する前に、フィリピン人の英語の先生を紹介してもらい、英語を少しだけ習いました。少しというのは、そうですね、時間にして10時間くらいだったと思います。奥様も一緒にいたので、先生一人と生徒二人です。非常に良い環境でした。その先生は奥様の友達でしたから、授業が終わった後も普通に英語のレッスンをしてくれたこともあります。とても優しい人ですね。その先生は女性でしたが、旅行がとても好きで、連休になると一人でバックパックを背負って、海外を駆け巡っていました。とても行動力があり、また、賢い人なのだな、と感じました。日本に10年間住んで、日本語もペラペラです。敬虔なクリスチャンでもあり、何か事ある事に、お祈りをしていました。奥様とフィリピンに行った時に彼女がいろいろと案内してくれたのですが、その中で教会に立ち寄った時のことです。彼女は膝を床について、両手を組み合わせて、しばらく祈りをささげていました。その時の横顔がとても印象的でした。語り掛けるような祈りでした。僕が知っているのは、目を閉じて、うつむき、両手を組むポーズだったので、とても新鮮に映ったのです。その時は、恋人の事で悩んでいた記憶がありますから、何か良いアドバイスを得たのかもしれませんね。その後に、パートナと出会っていますから。話が逸れましたが、英語のレッスンだけでは、やはり上達はそれほどしません。地道な勉強が必要になってきます。単語や文法を嫌々ながら覚えた記憶はあります。小学生の頃に公文の英語をやっていたのですが、その時は何も考えずに、反復練習で英語の基礎を学んだと思います。大人になると、苦悶の英語になってしまい、遅々たる記憶力に辟易し、思わず反復横跳びを始めてしまいそうになります。それほど、勉強の耐性が出来ていないのですね、結局、オーストラリアでも勉強がはかどらず、それほど英語力を育てることはできませんでした。今になって、仕事で英語が必要になってきそうなので、また勉強をしようと企んでいます。先ずは方向性を決めるために、ネットでどのような勉強方法があるのか検索してしまいました。これには、すぐに過ちであると気付きましたが、すでにページが開いてしまっていたので、とりあえずそのブログを読んでみると「自分はこうやって勉強したよ。こういう方法がお勧めだよ」という内容が書かれていました。重要なポイントが書いてあったので、そこは賛同できました。それは「本気で英語を習得したければ、日々2~3時間勉強すれば、数年でモノにできますよ」ということです。「ああ、ごもっともです」と相槌を打って、そのブログを閉じました。「基本の文法から、おさらいしなさい」と自分の中で誰かが語り掛けているので、それに従うのが賢明だと判断しました。楽して学ぼうとするのは一見、合理的に見えますが、これに関しては「急がば回れ」という故事に習って進めていくべきだということです。さて、あとは時間を頑張って作らなければ・・・

豪で最初に見たホテル