メガネは英語でなぜレンズではないのか
娘たちがメガネを買いました。とはいっても、お金を払ったのは言うまでもなく僕ですが。視力が悪いわけではなくて、花粉対策のために購入したのです。二人とも、10月くらいになると、 鼻がグズグズ言っています。これは口語の表現ですね。鼻がモノを言うわけではなくて、花粉アレルギィが原因で鼻水が垂れてくるので、鼻を啜っているのです。僕は花粉アレルギィではありませんが、奥様がひどい花粉症です。どれくらいひどいのかと言うと、あの柔らかくてしっとりとしている高級ティッシュ一箱を二日間で消費するくらいです。入数は200組(薄い紙を二枚重ねてある)ですから、一日に100組、つまり100回鼻をかむわけです。起きている時間を16時間とすると(観察している限り、寝ているときは鼻をかんでいません)、9.6分に1回となります。これは想像を絶する苦労だと思われます。ご飯を食べているときや、お風呂に入っているときでも、仕事をしているときでもお構いなく花粉は襲ってきますから、油断する暇もないのですね。それで、子供達も同様に花粉アレルギィですから、あの柔らかくてしっとりしているティッシュを大量に消費します。奥様ほどではありませんが、3人で一日一箱を消費します。正直、見ていてかわいそうですから、できることがあれば、何かしてあげたくなります。皮肉なもので、求められる愛に対しては、それほど反応を示さない男なのですが、こういった困っている時には、なぜか優しさを発揮するものですから、奥様からは「愛情表現に乏しい」とお叱りの言葉をいただくのです。真摯に受け止めておきます、と口ではかんたんに言えるのですが、実際には受け流しているようです。自分のことなのですが、そのあたりはアバウトになっています。こういう性格ですから、花粉とかその他諸々の物質に反応を示さないのかもしれません。端的に言うと、鈍いのです。これに関しては、自負している部分でもあり、長所として、あるいは特技としてアピールしたいのですが、なかなか周辺の理解を得ることができません。もう少し、この部分を見てほしい、と声を大にして言いたいのですが、それも恥ずかしいので、言葉に還元されることはありません。重要なことは、自分で理解しているかどうか、という点です。他人の判断に任せたところで、本質的な部分が変わるわけではありません。自分を見失わないようにするだけです。さて、花粉対策として購入したメガネですが、予想していたよりも、目を保護するようなフレームの形状ではありませんでした。けっこう、隙間があります。これで本当に効果があるのだろうか?と疑問が残りますが、まあ、様子を見てみましょう。単なるファッション小物に成り下がるようでしたら、この類のメガネは慎重に購入しなければなりませんからね。
