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知ったかぶりワールドカップ

男子サッカーのワールドカップがロシアで開催されていますね。4年に1度の大会ですから、サポータもスポンサもテレビ局も気合を入れて臨んでいるようです。この大会の経済効果がロシア国内で3兆円とも言われています。日本においても、日本代表チームが出場することで、1兆は届かなくとも、1千億は影響を及ぼすそうです。すごい金額ですね。日本の人口1億2千万人ですと、1人1千円くらいは何かしらの関与をするという事でしょうか。そんな単純な計算ではないかもしれませんけれど・・・すでに数試合が消化された模様ですが、個人的な感想としては、順当な結果だと思います。例えば、開幕のロシア対サウジアラビア。ホームのロシアが5-0で勝利を収めました。これは地の利もあるでしょうし、スタジアムの空気というか、雰囲気も影響していることでしょう。応援も一方的になりますし。スタンドはロシアサポータで埋め尽くされていたことでしょう。選手は異様な空気の中でプレーを強いられますから、コンディションを整えるという意味では、(精神的に)音を遮断する方法を心得ておくと、メンタルコントロールが有利に働きそうですね。古豪ウルグアイ対エジプトは、1-0でウルグアイの勝利でした。この試合はテレビで観ていましたが、地力でウルグアイが勝った、という感じです。エジプトも悪くはありませんでしたが、勝利への気迫が違っていましたね。その後のポルトガル対スペインは、ポルトガル有利かな、と予想していたのですが、結果は3-3のドロー。ポルトガルはEURO2016の覇者であり、近年の強さはスペイン以上ではないか、と思っていました。選手のレベルをトータルで見れば、スペインが勝っているのかもしれませんが、試合の「強さ」となると、また別の要素が絡んでくるのでしょう。ポルトガルには絶対的なエースがいますし、彼の働きがチームの栄光を支えている事は明白です。その彼がハットトリックを達成し、MOM(Mon Of the Match)に選出されました。凄いのは、スペイン相手にハットトリックを決めてしまう辺りですね。彼のようなタレントは敵も多いことでしょうが、圧倒的な人気があり、ワールドカップをさらに面白くする要素でもあります。サッカーを知らなくても、彼を観るために試合を観戦するミーハーも一定数はいるはずです。そういう人たちが、実はかなりの投資をしていて、経済効果を底上げしているのかもしれません。僕もどちらかと言えばミーハーな方かもしれません。サッカー経験は学生時代の体育の授業くらいですし、Jリーグで活躍している選手をほとんど知りません。Jリーグ開幕当初は地上アナログ放送の民放でゴールデンタイムに放映されていたので、よく観ていました。現在は有料チャンネルでしか視聴ができないため、諦めています。とはいえ、テレビそのものを観なくなったので、仮に民放で、無料で視聴できたとしても、観ない事でしょう。海外の主要リーグで活躍している日本人選手の試合は、動画サイトでハイライトだけを確認しています。得点シーンはやはり、こみあげるものがありますね。時には、本当に不運なゴールや、ラッキーでしょう?というゴールはありますが、ほとんどは創造的あるいは独創的(独走的?)だと思います。得点シーンを観ているとプロの試合では、一瞬の油断が命取り、ということが良く理解できます。素人があまりサッカーについて語るのは気がひけますから、これくらいにして、今回のワールドカップは、どこが優勝するのか、予想する楽しみはまだまだ残っています。日本代表も、決勝トーナメントに出場できるならば、凄いことだと思います。楽観的かもしれませんが、その可能性は決して少なくない、と個人的には見ていますので、少しでも長く、日本の選手のプレーが観られるように、テレビの前で、それ以外の場所でも祈っています。そして、この大会でも、どうかテロ組織の活動が未然に防止されますように。

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