• 雑談

    追憶の子持ちシシャモ

    奥様と結婚する前の家族構成は、両親と兄弟5人でした。僕は末っ子で、長男とは13歳。次男とは7歳離れています。甥が7歳下ですから、感覚がイマイチ掴めません。小学生の時に甥が存在していて、一緒に遊んでいたのですから、今思えば面白い環境だったな、と。小学校5年生までは田舎で育ったので、現在の街に引っ越してきてからは、多少のコンプレックスを抱きながら暮らしていました。コンプレックスというよりは、ホームシックみたいな感覚でしょうか。今でも人込み・車込み(渋滞)は嫌いですし、都会の空気も嫌いです。都会は田舎者の集まりだ、なんて揶揄されますが、そんな事はないと思います。僕みたいな田舎者は、やはり田舎が好きです。都会の良いところは、人間関係がカジュアルというか、田舎ほどの付き合いは無い事。他には、交通機関や買い物の利便性ですね。最近ではネットショッピングで買い物を済ませ、荷物は業者さんが希望の場所まで運んでくれますから、それに伴い都会の利便性はやや劣ってきましたね。交通機関も、自動運転が実用化され、田舎でも周回の本数が増えれば、もはや都会に住むメリットとは何なのか、見つける方が難しくなりますね。土地も高いですし、渋滞もひどいし、空気も水も美味しくありません。ただ、都会でしかできないことがあるのは事実でしょう。コンサートや劇といったエンターテイメントは、まだバーチャルリアリティでの参加はそれほど浸透しておりません。学校もそうですね。昨年くらいですか、ソフトバンクがオンラインの大学を立ち上げました。少し気になって、資料請求をしてみようかな、という考えが過ぎりましたが、気のせいだと自分に言い張り、事なきを得ました。そんなに簡単には入学できません。仕事と両立するのは、僕には無理です。それで、バーチャルリアリティがもっと普及すれば、もっと家の中で楽しく生きる事が可能になります。出掛けなければ、事故に遭遇する可能性も減りますし、車両を所有する必要性が無くなる可能性もありますし、それに伴い、自動車保険や自動車税、車検といった大きな出費を抑えることにもなります。まあ、それはかなり楽観的な未来予想図ですけれど。家族の話でしたが、親戚が北海道にいて、美味しいシーフードなどを送ってくれるのです。それらはこちらでは入手が困難な(いわゆる高級品)であり、それを子供時分からいただいていたので、すっかり味覚が狂ってしまったようです(幸いにも雑食なので、奥様と食事のことで揉めることはありません)。中でも、シシャモが印象的です。北海道で獲れた子持ちシシャモを時々いただくのですが、こちらで売られているものとサイズが全く違います。体積で2倍はあるのではないでしょうか(やや誇張?)。そして、みずみずしさが違います。こちらでは、完全に水分が飛んで、干からびたものを食べるイメージですが、送られてきたシシャモは、何というか、ほこほこしています。あまり細かく描写しても楽しくありませんから、その点において追及はしませんが、良いモノを知る、という事は、生活を豊かにしてくれることでもあるのかな、と感じました。知らないよりは、知っていたほうが得をする事は、間違いないと思います。それはパソコンでも同じで、スペックの高いパソコンを一度でも使った事があれば、その機能を活かした新たな発想が生まれる可能性があります。ただし、スペックの高いパソコン、或いはスマフォなどの端末を所有しているにも関わらず、利用するアプリケーションがメールと通話だけ、という状態の人も大勢いるようです。こうなると、宝の持ち腐れと言わざるを得ないですね。目的をはっきりしておけば、必要なモノが見えてきます。そのモノを選定するうえで、上位のモノを知っておくと有利だ、という事ですね。

    年齢不詳