• 雑談

    くるくる回る 見る知る守る

    台風が次から次へとやってきます。今年は台風20号までは確定しました。この様子ですと、まだまだ発生しそうです。その度に日本を通過していき、被害をもたらしていますから、憎たらしものです。何とかならないものでしょうか。風の被害はそれほど報告されていないようですが、雨の被害は計り知れません。ここ最近の雨による水害は、多くの悲しみを生みました。堤防が決壊したら、どのような状況になるのか、嫌でも思い知らされます。今後は、インターネットを利用した連絡方法で、さらなる安全対策を呼び掛けることでしょう。受信側も、自分には関係がない、と思わずに、素直に指示に従った方が良いのかもしれません。特に避難指示は、緊急の状態であることを知っておく必要がありますね。自分の身は自分で護らなければ、と何回か書いていますが(昨日書いていました)、これが難しいのだと思います。目に見える危険には、素直に行動を起こせますが、いつ来るか判らない、しかもどれくらいの危険度かも予想がつかない場合、行動を起こすのは、経験或いは感性がそうさせるのだと思います。非日常な状況下で、理屈に従って行動するには、それなりのトレーニングが必要となります。軍隊の訓練もそうだと言えます。極限の状態をイメージして、訓練を積むことで、実践で冷静に作戦を実行できる戦士になれるのではないでしょうか。精神をコントロールすることが、一番のポイントであることは疑いようがありません。そういえば、小学生の時に、避難訓練で、有事の際に「お・い・しゃ」という言葉を思い出してほしい、と教わりました。「お」は押さない。「い」は急がない。「しゃ」はシャカリキに、ではなくて、しゃべらない、です。具体的な避難方法ではなく、このような心得を知っておく方が、応用できる場面が多々あるのかもしれません。奥様とケンカした時でも、同様の心得が役に立つことは、実証済みです。これを守らないと、本当にお医者さんにお世話になるのかもしれません。それはまだ経験していませんから、推測になりますが、確率は高くなるでしょう。仕事でも、危険予知は重要な役割を果たします。職場によっては、KYT(危険予知トレーニング)という作業を行うところもあります。例えば、これから行う作業について、何が危険かを数人で話し合って、それに対してどのように安全対策を講じるか、決定します。これは時間をかけてダラダラすると効果は無くて、2~3分程度で終わらせるのが良いそうです。朝礼の際に行う場合が多いかと思います。工事現場でも、このKYTを行っている様子をよく見かけますね。毎日同じことをしていると、どうしても適当になりがちで、そういう時に鶴の一声となる人材がいると、場が引き締まるのですが、そういう人は大抵、陰口を叩かれます。この場合は、陰口を叩く人たちに問題があるわけですが、何故か、自分たちは間違っていないというような発言をするので、いかがなものか、と思ったりします。人を以て鑑と為す、ということわざは、時々、耳が痛くなりますが、自分の行動をコントロールするうえでは、とても重要だと認識しています。鶴の一声となる人も、同じことですね。その人の存在を、ありがたいと感じることが、成長の糧となるのではないでしょうか。

    流転する山頂の天候