• 雑談

    旅は未知なり

    日本の南国と言われる沖縄に来ています。那覇空港からモノレールで15分ほど揺られて(実際にはそれほど揺れません)宿泊先のホテルから最寄りの美栄橋駅で降りました。そこから歩いて10分ほどでホテルに到着しましたが、チェックインの時間まで随分と余裕があったので、昼食を捕ることにしました。モノレールの「モノ」は、「単一の」という意味ですから、レールが1本ですね。それを知ったのは随分と大人になってからですが。レールを見てみますと、随分と厚みのあるコンクリートで作られているようでした。普通の鉄道に比べて、敷設にかかるコストは高くなると予想できます。また、ちょっとした路線変更などには柔軟に対応できないのではないか、つまり、最初のデザインが恒久的である必要があります。鉄道は街に合わせて敷設することが可能ですが、(沖縄の)モノレールはそういう訳にはいかないことでしょう。街が合わせる、という感じでしょうか。まあ、高架になっていますから、町並みはある程度の変化が可能ですね。その重厚なモノレールを見て、ポイント(分岐器)はどうやって実現するのだろう、と考えましたが、そもそもデザインの時点で分岐を必要としないようにすれば済む話ですね。沖縄島の地形は細長いので、それほど複雑にする必要はありません。ただ、もしポイントを実現しようとしたら、どのような仕組みになるのかな、と興味が湧きました。おそらく、可動式のレールを用いるのでしょうけれど、鉄道と違い、簡単に設置できる装置ではないことは確かです。調べてみると、大阪のモノレールでポイントが存在するようです。仕組みはイメージしたものと近い感じでした。ただ、どうしてもレールの隙間が生じるので、その時にちょっとして衝撃は生まれるのだろうな、なんて事を乗りながら想像していました。モノレールでも、ゴンドラタイプというか、レールが上にあって、人が乗る箱がぶら下がるようになっているタイプもあります。一昔前(1900年頃?)には、イギリスに鉄道の1本のレールを使って走るジャイロモノレールというものが存在したようです。残念ながら現在はその技術は淘汰されてしまい、埋もれてしまいましたが、最近になってその技術を復活(表現が微妙)させた方がいらっしゃいます。名前は出しませんが、素晴らしい研究者であることは疑いの余地がない、と僕は思っています。気になったら、ジャイロモノレールで検索してください。食事は沖縄らしい食べ物をいただきました。ゴーヤチャンプルーはシンプルですが、あの苦味が良い刺激になります。記憶では30歳過ぎてから食べることができるようになりました。お肉料理が多いですね。これは米軍基地の影響も少なからずあることでしょう。普段はあまり食べませんから、美味しくいただきました。飛行機と電車の移動で疲れたようで、ホテルでチェックインしてからすぐに仮眠をとりました。特に飛行機が疲れますね。本を読んだり音楽を聞いたりする余裕もありませんでした。苦手とする人混みが、年齢とともに体力的にもしんどくなってきました。やはり家は良いですね。安心感が違います。やりたいこともできますし。毎日移動しているような生活をする人は、大変だろうな、と思います。長期間の旅行では、当たり前の事ですが、普段の生活が変化に富んでいると、刺激が強すぎて身体がついていなかいだろうな、と思った次第。もう若くはないのだな、としみじみ。今日は写真はありません。