• 雑談

    模様替えを催した

    先日の記事で、タイトルの8割は、後決めだ、と書きましたので、今日は先にフィックスしました。センスの欠片もないタイトルですが、これがまあ、大変でしたから、ぜひ、皆さんにこの働きを知っていただき、憐れんで欲しい、願わくは、その憐れみが、奥様に届くように、というつもりはありません。ただ、書くには絶好のネタというだけです。先ずは簡単な経緯を説明しましょう。かねてより子供が、「自分たちの部屋が欲しい」と申し出てくるように成長しました。あくまで、自発的だ、ということを、殊更に強調しています。決して、親の教育の賜物だとは申しておりません。それを踏まえて、その挑戦状、受けて立とうじゃないか、と本当に重い腰を上げて立ち上がった男が、40歳の父親であり、アラフォーの男であり、僕です。経緯といいながら、完全に主観であり、頑張ったアピールが滲み出ていますが、それでよいのです。本当の事ですから。それで、今までの間取りは、3LDKで、玄関から入ってすぐ右手側に6畳の洋間①、これが僕の(プチ)書斎であり(ほぼ)荷物置場でもありました。玄関左手には、トイレ、ふろ場があります。玄関から入って正面には扉が2枚あり、左手は12畳くらい(不明)のダイニングキッチン、右手は8畳の和室、和室の奥に8畳の洋間②となっています。子供達は、この洋間②に机や荷物を置いていたのですが、洗濯物を干したり、他の荷物が置かれたりして、非常に不自由していたみたいです。さらに、友達の家に遊びに行くようになったので、そこで、自分の部屋を持っている友達が何人もいたのでしょうね。それは、当然自分の部屋が欲しくなるでしょう。そこで、今回は玄関入ってすぐの洋間①を子供部屋に、洋間②を、僕の(プチ)書斎と(ほぼ)荷物置場に、総入れ替えすることにしました。モノの移動は、それほど大変ではないのです。少量でも持ち運べば、何時かは終わりますから。しかし、モノの配置を決めるのが厄介なのです。なぜなら、6畳間に、二人分の机、棚、その他諸々のオモチャを、ある程度使える状態にして詰め込む必要があります。それがパズルのように、考えながら行うのですが、当然、最初に思い描いた図の通りに事が運ぶわけではありません。途中で幅が数センチ長いために収まらないとか、高さが違ってがたつくとか、荷物が多すぎて収納の扉が開けられなくなるとか、踏んだり蹴ったり、地団駄踏んだり、異物を踏んだり、とにかく、障害多き模様替えとなりました。途中で、足の踏み場が無くなり、何かに躓いて、手にもっていた(細かいモノが沢山いれてある)箱を落としてしまった事も2回、ありました。この瞬間はスローモーションになります。不思議ですね。交通事故に遭った時も、車がぶつかる瞬間は、スローモーションになりました。あと、赤子を寝かしつけて、さあ自分の時間を満喫しよう!と、子供をベッドに置いた瞬間に、泣き出した時もスローモーションになります。それが延々と続くと、ヘビーローテーションになります。子供の肌荒れ防止には、ベビーローションを使いました。なんのこっちゃ、ですね。とにかく、苦戦を強いられました。外は快晴。気温は28℃。風は僅か。湿度50%以下。最高の天候なのに、嫌な汗ばかり流れました。ある程度大きい荷物の移動は終わり、一休みしていると、奥様が様子を伺いに帰宅しました。ここぞとばかりに、ヘルプ信号を発信したら、快く引き受けてくれました。感謝。そして、子供達と近くの銭湯に行く約束をして、それまでに、何とか洋間①の作業は終えました。銭湯で嫌な汗を流したのちに、帰宅すると、子供達はすぐに父親の仕事を査定するかのように、自分たちの新しい部屋へ入っていきました。どうやら、気に入ってくれたみたいで、「ありがとう」と素直に感謝の言葉を述べてくれました。「お安い御用です」と口から出そうになりましたが、決して安くはなかったという事を思い出し、踏みとどまりました。大事なのは、その空間で、どんな営みをするのか、という事です。それを子供達には十分に理解してもらえたら、嬉しい限りですね。いやあ、本当に疲れました。ぐっすり眠れると良いのですが、こういう仕事をした時は、返って眠気が飛んでしまいます。子供たちの成長を想像しながら、余韻に浸り、眠りに就くことにしましょう。

    ペンギンのお引越し