• 雑談

    波乗りセレナーデ

    相変わらず高気圧により快晴が続いています。今日も38℃と順調に猛暑日。夏と言えば入道雲を思い浮かべます。遠くの山に、それっぽい雲を確認できますが、夕立が全く降りません。もはや、上空の水分さえも蒸発するほどの暑さなのでしょうか。少し前の大雨が一体何だったのか、不思議でなりません。人間(僕の事です)とは欲深いもので、自分に都合の良い条件をついつい求めてしまいます。夏であれば、多少の高温は耐えられるが、それ以上は勘弁してください、というような願望ですね。発展すると、最高気温は32℃くらいにしてくれないか、という具体的な要望となります。雨については、降るのか構わないが、せめて1時間3㎜くらいで抑えてほしい、という感じですね。雷は、できるだけ人家を離れて通ってほしい、とか、台風は風速20m/s以上は通らないでほしい、とか我が儘言いたい放題です。インターネットの普及により、こうした個人の小さな声も、やり方によっては全世界に波及していきます。そうすることで、社会に大きな影響を与え、ルールが見直された、といった案件がいくつもあるのではないでしょうか。例えば保育士さんがツイッタでつぶやいた内容が炎上して、法改正に及んだ例は記憶に新しいところです。他にも探せばあるかと思いますが、そういう、個人発信が気軽にできてしまう世の中というのは、メリットよりもデメリットのほうが大きいのではないか、と不安になることもあります。確かに問題を個々に抱えるよりは、大勢で解決を図ったほうが合理的ではあるでしょう。しかし、何もかもルール変更を求めてしまうのは、これいかがなものか、と思えてしまいます。特に国会議員などの影響力のある人が公共の場でその扇動を行うような情景というのは、やや行き過ぎではないでしょうか。「カジノ法案よりも○○」といった垂れ幕(みたいなもの)を翳して、主張する議員たちは、本当に自由党だなぁ、と感じさせられます。まあ、それも炎上を狙っているでしょうし、そうやって注目を集める事が、彼らの一つの仕事かもしれません。社会的に問題を認知してもらうには、やはり炎上させることが手っ取り早いでしょうからね。有権者は彼らの行動を見て、今後、どのように投票を行うのか、ある意味試されているのです。未来を担うのが、その炎上を煽る様な人たちばかりであっては、日本は危ういのではないかと、ふと思いました。さて、この暑さで思考回路もやや鈍くなりがちですが、これだけの熱源を送りつけている太陽は、いずれ地球を飲み込むともいわれています。50億年以上先の話だそうですが、人類に影響するのは、もっと早い段階でしょう。日本が、例えば最高気温50℃に至るような環境になる頃には、すでに国外に移住しているかもしれません。想像もしたくありませんけれど。そういえば、最近の建売住宅の売り文句に、「光を取り込む家」というものが多く見受けられます。この猛暑で光をあらゆる方向(といっても上と横くらいですが)取り込むのは、やや自殺行為ではないのか、と言いたくなりますが、それでも売れているのですね。冬場は良いのかもしれませんが、せっかく電球、いえ、LEDという素晴らしい光があるのですから、それほど採光に拘る必要性がないと思います。もう少し北国であれば考えてもいいかな、とも思います。とはいえ、奥様が「この家にする」とおっしゃったら、僕には選択権が無い事でしょう。

    理想のリビング?