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逆走から学ぶ
梅雨入りしたという話をニュースで聴きましたが、今のところ、それを思わせるような天候ではありません。雨が降る時もあれば、晴れる時もある。暫くの期間に降り続ける、というのが梅雨の特徴だったような気がしますが、前線の配置、つまり、理論上では梅雨入りで間違いないということでしょう。子供の頃は、梅雨のシトシト雨がそれほど嫌いではありませんでした。それはそれで長靴をはいて楽しく遊んでいたように記憶しています。「ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン」という歌を思い出しましたが、もともとはどういう曲だったのか、全く知りません。この部分だけで、その曲の良さが集約されているようです。このように何とも言えない表現力は、最近の曲には少ないように感じられます。最近の曲を全く聴いていない僕がこんな事を言うのはアレですが・・・先日、自動運転の電車?車両が逆走を始め、車両止めに激突した事故の原因が発表されました。走行の方向を決める信号線の断線により、走行方向の切替が不能になっていたそうです。出発点Aから目的地Bに到着し、その後、方向切り替え(モータの逆転)をして、またAに戻るのですが、信号線が断線していて、逆転されないまま走行しました。ここで問題なのが、制御システム。なぜ、重要な信号線が断線したにも関わらず、それを検知する機構が無いのか。同様の自動運転システムでは、その信号線が切れた (電気が流れない) 場合、運転が止まるようになっているようです。これは安全上、当然の仕組みだと思います。その安全装置が、なぜかこの事故車両には備わっていなかったようです。これは運航会社ではなくて、制作した会社が責任を問われる事になるでしょう。製造物責任法ですね。不謹慎な発言になりますが、こうした事故が発生することにより、より安全な仕組みが完成します。それが未来の社会へと繋がる。周りの環境を見渡せば、間違いなく良い方向へと向かっていると分かります。ただ、それを実感できるほどの「速さ」がないため、改善されても「今頃か」となってしまうのでしょう。会社でも同様に、少しずつですが、良い方向に進んでいるように見けられます。ただ、遅い、というだけです。この加速度に一喜一憂していては、精神のコントーロールが大変です。大らかな心持ちが求められているのかもしれません。