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    籠りがちな匂い

    実家に行き、コーヒー豆を焙煎しました。最近は、カセットコンロを使って屋外で焙煎する方法が好きです。というのも、屋内ですと、換気扇を回していても煙が立ち込めてしまい、匂いがどうしても残ってしまうからです。焙煎直後の匂いは、とても香ばしいのですが、それが壁のクロスや衣類に着くと、頑固でやっかいな匂いに変化します。それさえなければ、常に屋内で焙煎するのですが・・・facebookで、自家焙煎好きのコミュニティがあり、そこに参加しておりますが、皆さん、やはり煙には気を遣っているみたいです。特に賃貸物件に住んでいる人達ですね。一軒家でも、お風呂やガレージなど、片付けと匂いにそれほど困らない場所で焙煎しているみたいです。中には、煙を排気ファンで排気する際に、ゼオライトと活性炭を通して匂いを軽減させている方も存在します。そこまでやるか!と思うかもしれませんが、それほど気になる匂いなのです。普段、お店でコーヒー豆を買って消費する分には、そんな苦労があるとは想像もつかないと思いますが、これは焙煎あるあるの一つですね。涙ぐましい努力をしているということを、認識していただければ、コーヒーの楽しみ方も変わってくるのではないでしょうか。こういう事を「知らんがな」と思える方は、素晴らしい感性をお持ちだと思います(嫌みではありません)。そうです、ただの押し付け理論でした。チャンチャン。冗談はさておき、カセットコンロを使う事のメリットですが、アパートのガスコンロは、ホームセンタで市販の製品を購入しましたが、ほとんどの商品はセンサによって、空焚き防止機能を持っています。焙煎する時には、焙煎機をコンロの火から数cm上で左右に振っていますから、センサが「何も五徳に置かれていないから空焚きだ!」と判断されて、ガスが遮断されます。そして気付いたら消火されているのです。これは、とても厄介な機能で、焙煎にとても時間が掛かるのです。その点、カセットコンロは同じ火力を維持できるため、非常に安定した熱量を得る事ができます。ただし屋外ですと風が吹くので、防風の衝立などは必要になってきます。コンロ自体を囲ってしまうと、ガス爆発の可能性があるので、それは絶対にやってはいけません。あとは、使い終わったら、カセット(ガス缶?)は必ず外してキャップをする、という点を忘れないようにしています。これは説明書きにもありますから、しっかりと読んでおく必要があります。普段、取扱説明書などは見ませんが、とても重要なことが記載されています(当たり前ですが)。買う前に、サッと目を通しておくのが安全側の行動だということを、今更にして気付いた次第です。そうそう、この日は大工の兄が実家に来て、建物に幾つか手を加えてくれました。素人ではなかなか発想できない部分もあり、とても感心しました。父とは、少し「粉体」について話をしました。とても有意義な一日となり、感謝に堪えません。