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    広告はお好きですか?

    子供の頃、テレビのコマーシャルで、自転車に乗っているシーンが流れ、「走り始めた。醤油はうす塩に変えた。」というナレーションが入るものがありました。当時は、それの意味が全く判らなくて、「うす塩にする意味はなんだろう?」と不思議に感じていました。伸び盛りの成長期にそんなことで悩んでも仕方がありません。あまり深く考えないようにしていましたが、大人になって、塩分の取りすぎに注意した方が良い事を知りました。それが言いたかったのか、と思い出した次第です。たった15秒、或いは30秒という時間の中で、具体的な表現をしている、例えば商品一つを採り上げて、最後に値段を出したりするものは、ほとんど記憶に残りません。それよりも、意味が理解できないものや、音楽に特徴があるコマーシャルは、覚えてしまいます。東海地区限定だと思いますが、美宝堂という宝石店のコマーシャルは、親子と思われる男二人がただ紹介するだけですが、その独特の言い回しが面白かったので、物まねをする友達が大勢いました。他にも、引っ越し(運送)会社で、幼い女の子が「キリンさんが好きです。でも、ゾウさんはもっと好きです。」とセリフを読むのですが、それもインパクトが強かったですね。最近ですと、ソフトバンクのストーリィ性のあるコマーシャルが面白いですし、トヨタ自動車は、確かドラえもんのお話が出てきましたね。新しいコマーシャルを観て「ああ、前回と繋がっているのか」と気付くことになります。前回を知らない人(例えば留学から帰ってきた)にとっては、狐につままれたような内容だと思いますが。それはそれで良いのでしょう。多くの人に認知されれば良いはずですから。テレビの映像が綺麗になり、乱れる事も少なくなりましたが、面白さという点では、過去の方が自由でバラエティに富んでいるのではないかと感じます。規制が多くなっているらしいので、作り手は苦労していることでしょう。ネタも常に新しいものが求められるでしょうし。一番お手軽なのは、話題性のある人物の起用ですね。何かの賞で一躍有名になったとか、スポーツでは偉大な成績を収めた人などは、もれなくコマーシャル起用されているかと思います。ところで、インターネットにおけるコマーシャルってどうなのでしょう。僕は、非常に鬱陶しいと感じます。こちらの情報を握っているのでしょうか、明らかに閲覧履歴と類似の商品やページが画面上に現れます。しかも、どこの(広告機能を有する)サイトに訪れても、同じ内容だったりします。なんだかな、というため息にも近い、いえ、ため息ですね。呆れてしまいます。広告の無いプレーンなサイトに訪れると、何だかとても安心します。もうこれからは、そういったサイトの割合は減少していくのでしょう。

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