Arduino
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暮らしに潜むコンデンサ
私たちの生活に、家電製品は欠かせない存在となってきています。もちろん、無くても生活は可能ですが、好んで原始的な生活をする人は、少数です。田舎暮らしでも、冷蔵庫、テレビ、炊飯器、洗濯機は使われています。その家電製品に欠かせない部品の一つが、コンデンサです。詳しくはありませんので、コンデンサに関するお話はできませんが、電子回路で簡単な回路を組んで遊ぶ時に使うので、幾つか持っています。
セラミックコンデンサと電解コンデンサ 写真左の赤茶色がセラミックコンデンサです。極性が無くて、熱に強いのが特徴です。右の3個は全て電解コンデンサです。それぞれ容量が異なります。この容量は、どれだけ電気を蓄えられるかを表しています。つまり、蓄電能力ですね。ちなみに、街コンは、コンデンサとは関係ありませんので。役割は、ノイズを除去したり、フィルタとして特定の周波数を抽出したり、電圧を安定させます。音楽関連の機械では、より良い音を楽しむために、より高精度なコンデンサが求められます。精度に比例して、価格も高くなります。例えば、一番右の電解コンデンサは1個100円くらいでしたが、同じ容量で音楽専用のモノを買うと、1000円になる商品もあります。その世界(オーディオ関連)は、マニアックで金が掛かるので、近寄らないほうが無難だ、と、どっぷりはまった人がブログでつぶやいていました。まぁ、そうでしょうね。写真のボードは、ブレッドボードといって、縦列で金属板が裏側に張り巡らされており、それぞれのラインにリード線やジャンパケーブルを差して、回路を組みます。写真の状態では、何も起きません。ちょっと、前衛的で、カッコいいくらいですね。手前と奥にある黄色の線が、ジャンパケーブルです。他の色も何種類かあり、サイズも長短で取り揃えています。ですが、最近はなかなか創作意欲が湧かなくて、デスクの数少ない引き出しの空間を圧縮する役割を担っています(タンスの肥やしと同義)。こうして見ると、コンデンサはなかなかの大きさですが、スマートフォンには、実に500個以上のコンデンサが使われているのです。現在のスマートフォンは、容量の大きいバッテリィが、内部の多くを占有していますが、それ以外のスペースに500個ものコンデンサが散りばめられているのです。ちょっとしたサプライズでした。だから何?って言われたら、いえ、何でもありません、としか言いようがありませんが・・・あの手のひらサイズのデバイスの中で、一体どんな事が起きているのか、想像もつきませんが、米粒よりも小さい沢山の部品たちが、仕事を一所懸命こなしているという事実だけは、辛うじて認識できます。他の家電製品にも使われていますので、もし、不要になった家電製品があれば、一度分解して、中に設置してある基盤を出してみると面白いかもしれません。意外と、こういう大きなコンデンサやコイル、ダイオード、トランジスタが取り付けてあったりします。最近では、空気清浄機を分解しました。基盤だけ取り出して、あとは処分しました。少し前には、デスクトップ型のパソコンを分解して、基盤をすべて取り出しました。メーカの製品なので、分解するのも一苦労でした(結局、燃えないゴミに出しましたが・・・)。その取り出した基盤を、コーヒーを飲みながら眺めて、「ふ~ん、こうなっているのか。」とぼやくのが、楽しみの一つだったりします。こうやって言葉にすると、なんと淋しい男なのかと、心配になりますが、元気でやっております(意味不明)。こうなってくると、次に話題に来るのは、どんな電子部品か、あらかた予想がついてしまいますね。そうですね、何となくトランジスタにしましょうか。ところで、日曜日は各所でお祭りがあったようです。近所も例外なくお祭りが行われていました。僕はあまり興味がありませんが、子供たちは、楽しいそうなので、それはそれでよろしいかと。ただ、主催側になる事だけは避けたいと考えているので、出来るだけ顔は出したくありません。単なる我が儘かもしれませんが、やりたい人だけでやればよい、というのが僕の意見です。伝統というものが、個人の尊重を奪う事があるということを、密かに主張しておきます。