風を見つける
タイトルが少し変な感じがすると思われたかもしれませんので、少し説明しておきます。
今冬より、暖房器具としてオイルヒータを導入しました。奥様の祖母(つまり義祖母)が使用していたものです。消費電力1200Wの金食い虫ですが、窓際に置いておくと、輻射熱により、効率よく室内を温めてくれます。最初に使い始めた昨年12月は、あまりにも電気代が高かったので、MAXで使うのをやめて、「中」の消費電力700Wで運用しています。これでも十分に温かい。オイルヒータの使用に伴い、エアコン暖房を止めました。すると、驚いたことに、家族の体調が、昨年と比べ、明らかに良いのです。今冬はまだ、誰も風邪をひいていません。もちろん、インフルエンザにもかかっていません。昨年は特に、喉の病気が多かったのです。マイコプラズマや溶連菌といった病気に悩まされていました。この事を、先日奥様と話していたのですが、エアコンは、室内の空気が攪拌され、アレルゲン物質が舞うのではないか、という結論に至りました。オイルヒータは素晴らしいと思います。病気になって、仕事や学校を休んだり、病院に行くコストを考えれば、オイルヒータの電気代は非常に安い出費です。いえ、誇張かもしれませんが、それでも仮に、同等の費用がかかるとしても、健康で過ごせるほうが、時間を無駄にしませんので。タイムイズマネーです。そういえば、時間をお金で買うことができる、という概念を最近知りました。確かに、働かなくても生きていけるお金が手元にあれば、その時間で好きな事をできます。これは、おそらく多くの人が望んでいることでしょう。問題は、その時間で何をするか、です。文化的な生活ができるのであれば、豊かな暮らしとなるでしょうが、たとえば、ギャンブル、酒などに消費され、多くの人が破滅すると予想できます。これは、自分の周りの人間観察から、想像がつきますね。明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学ぶ、という言葉を実践できている人は、3割に満たないのではないでしょうか。じゃあ、そんな事を言っている本人はどうなのか。それは、「どう思われても良い」です。自分がやりたいことは、すでに見つけています。今はそれに日々取り組んでいます。時間があれば、それらを拡張していくだけです。おっと、話も随分広がっていきましたね。戻りましょう。オイルヒータでした。冬の曇りで困ることは、洗濯物が乾かない、という事です。いきなり生活感があふれてきました。外に干すのは問題外ですが、中でもあまり乾きません。それで、オイルヒータの近くに置くわけです。そうすると、なかなか乾くわけです、これが。特に、上側に干したものは乾きが早いですね。それで、この上に干された洗濯物を見ていたら気づいたのですが、何やら、ユラユラ揺れているのです。最初は、不思議に思いましたが、よくよく考えれば、上昇気流が発生していることがわかりました。つまり、微弱な風が吹いていることになります。じゃあ、さっき言ったアレルゲン物質は室内で気流に乗って、飛散しているのではないか、となります。そうなんです。しかし、体調を崩していない、特に咳が少ない事が明らかです。結局、エアコンが原因だろうと見ていますが、夏は使わざるをえません。さて、どうしたものでしょう。春のうちに考えておきましょう。

写真は、これまた西オーストラリアの浜辺で2009年2月28日に撮影しました。ワーキングホリデーで1年間生活したので、今後もオーストラリアの写真が沢山出てきます(予告)。あちらは同じ時期に海で遊べるくらい暖かいのですね。中央ではカイトボードを楽しんでいる男性が写っています。これは一度もやったことはありません。きっと、僕がやれば、飛ばされて帰ってこれなくなるでしょう。もしやるとすれば、予め、救護班が待機している状況が必要です。そうです、ただのビビりです。本心は、楽しそうだな、と思っております。さて、海上の風の強さは、この帆を見れば、すぐに分かりますね。その道の人であれば、だいたいの風速まで読み取れる事でしょう。風というのは、空気の流れですから、決して見ることはできませんが、こうして物を介して、捉える事はできます。人間社会には、空気をよむ、という場面がありますが、これも同様に、周りの人間の表情や行動、言動から、状況を推察するものです。その空気は、決して「見る」事はできないのですから、困ったものです。せめて、爽やかな空気であってもらいたいものです。そうすれば、社会も健康を維持できるのではないでしょうか。
