歴史

当たるも八卦の「八卦」とは?

梅雨前線は東に移動しているみたいです。梅雨明けが近い証拠でしょうか。週間天気予報の予想最高気温は30℃を超える日が見受けられますから、夏が迫ってきているのですね。七夕を過ぎると、夏の気配が強く現れるような気がします。今年の七夕は、この地方は曇り空となったみたいです。子供たちが就寝前にベランダに出て確認していました。子供たちが気にしているのは、もちろん織姫とひこ星。出会えたかどうか、という質問を、二人合わせて1日で10回以上繰り返していました。その度に、「心配いらない。織姫とひこ星は、雲よりも高いところにいるから、毎年会っているよ。」と無責任な回答を与えました。どうやら納得できずに、奥様にも同じ質問をしていましたが、彼女は「今年は会えないようだね~。」と教科書通りの回答。しかし、子供たちは納得した様子でした。さすが母親ですね。それに引き換え、「夢の無い男だ」と思われているのかもしれません。まあ、僕なりの考えを伝えたまでですから、別に構いませんが。長女はさらに「織姫とひこ星は本当にいるの?」という質問をしました。それに対して僕は敢えて沈黙を貫き、奥様は「どうかなぁ~」と答えていました。即座に「存在しない」と否定ところでしたが、少しは学習をしているので、沈黙する、という選択肢を取り入れたのです。奥様の曖昧な回答は、子供の質問に対して、よく使われるテクニックですね。別に、いけない事ではないと思います。それが時には「もっと知りたい」という欲求に繋がる可能性だってありますからね。真実を伝える事が、必ずしも良い影響を与えるわけではない、という事です。星と言えば、占いを思い出しますが(僕だけ?)、占いに対して「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉が使われたりします。意味は、何となくですが、「フィフティフィフティ」と同義語だと認識しています。ただ、この「八卦」とはなんだろう、とふと疑問を抱きました。中国の古から伝わる「易(占い)」で使われる8つの基本図像を指しているのですね。その図像は見たことが無いものばかりでしたが、八卦の中心に描かれるマークは、ファッションブランドにも存在している有名なものでした。陰と陽を円で表した、あの白と黒の勾玉(まがたま)マークです。最近、中国は外交で色々と問題視されていますが、歴史から見れば、とても素晴らしい文化を築いてきた国でもあります。国民性はと言えば、白黒はっきりとさせる方だと思います。であれば、易というのは日本の占いのような抽象的な表現ではなく、より具体的な表現が成されていたのではないか。つまり、 「方針」というよりは、「指針」に近い考え方で行われていたのではないか、と想像します。え?日本も太古はそうだった?そうですか。それは知りませんでした。ちゃんちゃん。