Coffee

回想すればただの出来事

もうすぐ棚卸作業があるため、現在はその準備に追われています。回を重ねるごとに、最適化が図られているので、それなりに改善はされているのだと思いますが、伝票という実体(紙のことです)を、経理上必要としている限りは根本的な改善には至らないことでしょう。個人的にはペーパレスにするべきだと主張を心の中でしています。いえ、一度だけ、信頼のおける上司に提言はしました。しかし、「それは理想的な姿だけど、そんなに簡単にはできないだろうね」という返答でした。ごもっともだと思います。それ以上しつこく言うのは気が引けるので、それ以来は胸に秘めておきました。そして昨日、今回のシステムを構築した人に少し話をしたら、やはりペーパレスが望ましいという賛同を得ることが出来ました。基本的にシステム開発は、要件定義(ありたい姿)について、依頼の通りに作成することになります。ですから、依頼された要件が不明瞭であれば、そのシステムはユーザにとって、分かり難いものに仕上がります。その辺りを理解している人は少ないようで、システムの問題はシステム開発者が悪い、みたいな言い方をします。それを見ていて可哀想だと感じます。そうじゃないでしょう、と。せめて、誰かのせいにするとかではなくて、じゃあ、こうしよう、という建設的な意見を出せば良いのです。それが出来なければ、システムを理解することに努めることです。そもそも、システムのモデルで実際に使用して、「こういう機能が欲しい」と要望点を出して、それについて対応してもらったのに、後になって文句を言っているのです。そうじゃないでしょう、と。いえ、言いませんけれど。最近、仕事(というか労働)が現実的な出来事だと思えなくなってきました。何だか、夢見心地というか、自分の視点の映画でも観ているような感覚に陥っています。そういえば、昨年の今ごろは、最低な時期でしたね。精神的に随分と参っていた記憶があります。体長はすこぶる良かったと思いますが。今になっては、その辛い時期というのは、何でもない、ただの過去の出来事であり、特に感情的になる事はありません。自分の中で既に消化されたのでしょう。もの忘れが激しいという生来の性格は、こういう場合に効果を発揮します。便利ですね。さて、コーヒーの焙煎は1バッチ敢行。久しぶりに浅煎りを飲んだので、風味に戸惑いましたが、慣れてくると、美味しくなります。慣れるのに、1杯で充分ということは、そうとう浅煎りを好んで飲んでいたから、という事も関係しているでしょう。土曜日に、またまとめて3~4バッチ焙煎をしようと考えています。そして、焙煎機に使う、ステンレスの円筒が届きました。写真は後日。直径120mm、長さ220mmほどです。これに、電動モータを取り付けて、回転させる予定です。そんなに簡単にはいかないでしょうけれど。なにがって、焙煎が、です。最適な回転速度を見つけるのは、多くのテストが必要であり、また、トルクを出来る限り落とさないように回転速度を調整する機能が必要になってくると予想します。なんだかワクワクしてきました。