利き手と聞き手
一日中雨が降りました。久しぶりでしたが、さほど降雨量はなかったようですから、恵みの雨というのでしょうか。雨が降ると湿度が高くなるので、肌の乾燥は和らぎます。そうそう、冬に何が一番辛いかというと、手のひび割れ、あかぎれです。ハンドクリームを塗っても、直ぐに乾燥してしまい、皮膚がカサカサになって、皮がめくれはじめます。そのめくれた皮が、衣服や手袋に引っ掛かり、さらにめくれてきます。それが酷くなると、痛みを伴うようになり、あかぎれとなるようです。職場では、ずっとトワロンという手袋を着用するのですが、これが肌の水分を吸収してしまい、肌荒れを悪化させます。その防止策として、ニトリル手袋というものを着用し、その上からトワロン手袋を着用します。これで、肌荒れはある程度防ぐ事ができます。ニトリル手袋が、保湿してくれるからだと思います。この手袋は100組入りで1000円未満。ハンドクリームを買ってこまめに塗る苦労を考えれば、同じような価格でも作業効率が全く違います。ワンシーズン(12月から4月くらいまで)で二箱は消費しますが、医薬品の塗り薬よりも僕の作業においては、効果が高いので、必要な投資だと考えています。それにしても、これだけ肌が弱くなったのは、いつからでしょう?少なくとも、10年前はこんな悩みはありませんでした。年齢の問題でしょうか・・・数年前からピアノを少しずつ練習していますが、その影響か、特定の作業において利き手をそれほど意識しなくなりました。例えば、道具を使うとき。先日、インパクトドライバを多用しましたが、両手で交互に使用していると、大工の兄から「利き手は右じゃないの?」と聞かれました。本来、利き手で操るのでしょうね。他にもネジを回したり、ボルトを取り付けたり、という作業も利き手を意識することなく、両手を使います。どうやら僕には、やりやすいかどうか、というよりも合理的かどうか、という基準で行動している節があるようです。それが(自分に対してですが) 最も納得のいく説明です。人の話は、真剣に聞いているふりをして、実はあまり聞いていない、というやっかいな人間です。相槌は、適度に行っています。聞き手としては、充分な技能を持っておりますが、自ら話しかける事に関しては、全く期待外れの無口となります。これももしかしたら、コミュニケーションをより合理的にしようと考えている節があるからかもしれません・・・