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運動会前日はレイニィ

保育園の運動会の準備をしてきました(これを書いているのは、19日の金曜日)。保護者会役員の男性ばかり10名ほどが参加しました。先生方も3人(園長とボスと見受けられる先生2人)が会場のグランドにきて、指示を出していました。天気予報は晴れとなっており、降水確率は20パーセントとなっておりました。しかし、会場の準備中に雨がパラパラと降り始めました。「なんか嫌な予感がするな」と思ったのも束の間。土砂降りになり、雷鳴が轟きました。その時は大型のテントを設営していたのですが、金属の支柱を組み立てる作業でしたから、さすがに危険が伴うので、先生の指示で一時中断をしました。それから30分ほどは屋根の下で待機していました。こういう時、不思議とコミュニケーションが生まれ、お互いの素性を語ったり、普段は厳格と思われる先生の素の部分が出たりして、なかなか興味深い時間となりました(変な日本語)。日ごろ、雨が降ると嫌だなぁと悪態をつきますが、今日に限っては、雨も悪くないものだな、と感じました。人生で数少ない「降雨肯定モード」に入りました。アクシデントやハプニングに遭遇した時、本性が垣間見えると言いますが、決して悪い部分ばかりではないと、改めて感じた次第です。むしろ、こういう時こそ、新たな出会いやチャンスが生れるのだろうな、と、ありがちなドラマを回想しました。人間関係を示すときに、「絆」という言葉が用いられます。人間は見えないものに対して価値を置くことがありますが、それは願望や希望といった意味合いが込められているのだと思います。その見えないものに対する価値観を共有することで、お互いの考え方を知ったり、距離感を測ったり、仲良くなったりします。この辺りは人間にしかできない、素晴らしい機能だと言えます。しかし、それを逆手にとって悪事を働こうとする人たちがいるのです。非常に残念ではありますが、人間の機能とは、複雑に見えるようで、実は単純化すると弱肉強食の世界から抜け切れていないのかな、と思います。しかし、そんな悪事におびえることなく、暮らしていけるようなコミュニティを築いていけるのも人間ならではの機能です。ここまで書いて、だから何だ、と自分に問いかけてしまいましたが、要するに、明日天気になあれ、と言いたいのです。都合の良い考え方かもしれませんけれどね・・・

イルカに乗った長女