データの保存に悩まされるお年頃
最近のパソコン関連の製品は、本当にお手頃に購入できるようになってきたように感じます。今は、写真やビデオを保存するために、1TB(テラバイト)の容量が記憶できるハードディスクを使用しています。これは、2011年頃に購入したので、既に7年が経過しているという事です。一般的なハードディスクの寿命から考えれば、5年を目安に交換することが推奨されているようですから、データ保管という観点からは危険な状況で利用していたと言えます。購入当時は、1TBのハードディスクは、1万円以上が当たり前でした。現在では、同じ価格で3TB、或いは4TBの製品が購入できます。しかも、テレビの録画にも、写真やビデオの保存にも対応しており、1台で2役をこなす、優れものです。この機能があれば、僕や奥様の写真・動画をバックアップしつつ、奥様のためのテレビ番組の録画を好きなだけ(誇張)保存できるようになります。ですから、現在利用中のハードディスクを交代させるときは、そのDTCP-IP(Digital Transmission Content Protection Internet Protocol)という機能を有したハードディスクを買おうと考えていました。そこにきて、昨日、携帯電話のポイントが随分と溜まっていることに気付き、何が買えるかなあ、とポイントで購入できる商品を眺めていたら、ハードディスクが幾つか見つかりました。一般的には、USB接続で使われるものが多いと思いますが、何を思ったか、LAN接続のハードディスクが魅力的に見えてきて、そちらの製品を購入しました。NAS(Network Attached Storage)と呼ばれる記憶装置で、高速な伝送が可能と謳われています。価格は1万4千円くらい。ポイントで全て支払い可能でしたから、無料です。これは嬉しい誤算というか、ご褒美だと思いましたね。これで奥様も大喜び、と浮かれていたのも束の間。商品の説明を十分に読まずに注文してしまい、必要としていたDTCP-IP機能がない事が、商品発送後に判明しました。どうしよう、キャンセルしようかな、と考えましたが、しかし、初めてのNASですし、商品のキャッチフレーズにも「初めてのLAN DISC」と書かれていたので、騙されたと思って、一度使ってみようと決意し、そのまま到着を待ちました。そして、先ほど、商品が届いてワクワクしながら開封し、早速セットアップを済ませました。無事に使用の準備ができたので、古いハードディスクのデータを移行しようと、写真フォルダをコピーし、新しいハードディスクのフォルダに貼り付けたら、パソコンがフリーズしました・・・しかも、ルータまでもフリーズするというハプニング・・・最初の一歩で大きく躓いてしまいました。パソコンとルータの電源をON/OFFで対応したら、何とか復旧したので一安心。いやあ、こういうセッティングで、一発で上手くいった試しがありません。いえ、セッティングというよりは、厳密には、コピーの容量が多すぎた事が原因だと推察されますが、何かしらトラブルが起こる可能性が高いのが、僕の経験上、判明しています。判っちゃいるのに、対策を打つことができない自分に不甲斐なさを感じる一方、今度は何が起こるのかな、と楽しみにしている自分もいるのです。そんなに簡単に物事が進んでも面白くないと思う節があるようですね。面倒ではありますが、写真フォルダを一つずつコピーすることにしました。フォルダ一つといっても、1ギガバイト以上のサイズですから、それくらいが無難な転送量かもしれません。これはあくまで僕の自宅の環境ですし、ネットワークの構成でも、異なる結果になる可能性はあるわけです。わざわざトラブルが発生するようなホームネットワークを構築しているとしたら、僕らしいな、とニンマリしてしまいます。褒められているような気分ですね。えっ?意味がわからない?いいのです。人それぞれ、楽しみは異なるのですから。さて、奥様にテレビ番組の録画の事を何て説明しましょうか。テンションが一気に下がりました。