• 雑談

    資本主義の限界が見えてきた?

    日中の温度が36℃に達し、真夏日ともいえる気温ですが、まだ夏は始まったばかり。先が思いやられます。会社では、作業中は屋内ですが、風が通らず、水を大量に使っているので湿度が高く、非常に不快指数が高くなります。そうですね、不快指数120%でしょうか。汗がとにかく止まりません。室内気温は、30度くらいですが、湿度の影響で、作業着が肌にまとわりつくようになり、汗が滝のように流れます。タオルを首に掛けておくと、日中1時間の作業でベチャベチャになります。午前中はそれほどでもないので、できるだけ午前中に作業をがんがん進めて、午後はまったりするというパターンが定着しつつあります。身体が資本ですからね。体調不良で休んだら、意味がありません。休むなら遊ぶために、です。会社によっては、休日の取得について文句を言われたり、中にはあろうことか、休日の過ごし方についてまで言及されたりするらしいですね。うーん、と思わず首を傾げてしまいます。例えば、芸能人のような特殊な職業なら分かりますよ。そうではなくて、一般企業で、そんな事ってあるのでしょうか?節度ある生活をする、というだけの話かもしれませんが、ルールの内でハメを外す事に関しては、個人の自由ではないのか、と言いたくなります。まあ、そういう会社に就職したことがないのであまり軽々しく申しませんけれど、勤めている以上は、仕方ないですよね。文句を言わずに、ルールを変えていく努力をしたほうが賢明なのでしょう。或いは、誠実に従うか、です。あ、従業員とは、そもそもそういう意味でしたか。じゃあ、従いましょう。AI(人工知能)の話の延長で、多くの職業がAIに代替される、という説はもう散々ニュースで流れていますが、それにより失業率の増加が懸念されているようです。職を失った影響で、再就職の気力が失せ、多くの人が路頭に迷うような状況は、絶対に避けなければならない。であるならば、国としてできる事として、一定の金額を全国民に払い、最低限の生活を維持できるようにする、ベーシックインカムという考え方が話題に上がっているそうです。国会の議題にはまだまだ上らないでしょうが、フィンランドでは、試験的に導入しているようです。そこから、欧米諸国、アメリカときて、ようやく日本が採用する形でしょうかね。まだまだだいぶ先の話かもしれませんが、非常にありがたい取り組みだと思います。ベーシックインカムがあることで、働く意欲が失われるのではないか、という懸念があるのですが、フィンランドのあるサンプルでは、逆に意欲的に働く人が多くいるそうです。その内容は、仮に、ベーシックインカム7万円としましょう。これだけですと、本当に最低限の生活になります。年間では84万円です。夫婦であれば、倍の14万円。年間で168万円。家族4人であれば、28万円。年間では336万円を受け取ることが出来ます。後は、アルバイトでもして、月に10万円とすれば、120万円プラスで、家族4人であれば、年収500万の世帯が出来上がりました。どうでしょう、結構魅力的ではないでしょうか。問題は、財源ですよね。税金でどれだけ徴収できるのか。1億人のベーシックインカム1年間は、84万円×1億=84兆円となります。うーん、凄い金額ですね。それだけAIが頑張って稼いでくれるのでしょうか。この辺りは何とも予想できませんが、変化は確実に起こります。それに対して、柔軟に対応できるように、心と体と、何よりも知識の準備をしておかなければ、老後は苦労をしてしまいそうです。さて、平均寿命となる40年後は、一体どんな世界が待っているのか、楽しみですね。

    ベーシック・イン・ザ・ハウス