-
3連休の意義
三連休を満喫中です。今週と来週末はカレンダー上で3連休が確定しており、仕事嫌いの僕には非常に嬉しい暦となっております。実は先週末も3連休でした。というか、土曜日が宿直だったので、月曜日に代休を取得した形です。実際には土曜日は会社に泊まりなので仕事なのですが、気分的には休日と何ら変わりません。プレッシャーのない仕事とは、こんなに楽なモノか、と感じた次第です。普段、仕事に気を遣い過ぎなのではないか?と疑念を抱いてしまいます。もう少しリラックスして取り組んだ方が良い環境であることは間違いありません。ただし、一説によれば、緊張感の無い現場(作業場)では事故が起きやすいそうですから、そういう意味ではピリピリとしていたほうが、会社的には安心できるのかもしれません。仕事上の事故は、様々な場面が想定されており、それに対して対策が考えられているのですが、想定外の事が起きてしまうのですね。勤め先ではここ数年、無事故が続いていますが、他工場では毎年数名が事故に遭われる労災の報告がなされます。最近では熱中症で意識を失い、その時に機械設備に胸部を挟まれて心肺停止状態で発見された仲間がいます。無事に回復される事を願うばかりです。作業中に外因で倒れてしまう、というのは想定するのも難しい問題です。その人が注意していても、環境のちょっとした変化により劇的に体調が変化することがありますから、それらを全て排除する、という対策(リスク排除)が求められるのでしょうけれど、製造現場ではそれが難しい場面もありますね。結局は費用の問題になってくるのでしょう。そういった会議に参加したことが無いのでよく判りませんが、最終的に対策は費用との兼ね合いである事は容易に想像がつきます。人名優先とはいえ、出資額に限度があるのでしょう。それらをリーズナブルに解決すると期待されているのが恐らく情報処理技術だと思います。AI(人工知能)の進歩は目覚ましく、東京オリンピックでは、何か面白いセレモニィが行われると予想できます。ただの喋る人形が出てきたら、残念。「今更それか」という失意が生れることでしょう。センサと技術も向上していますし、何より小型になり、安価になりつつあります。例えば、温度センサなんて精度を求めなければ50円で買えます。他にもホールセンサや3軸ジャイロセンサ、加速度センサ、湿度センサ、赤外線センサ、超音波センサなどなど、まとめ買いすれば2000円で揃います。そしてそれらを制御するマイコンも1000円未満で購入できます。無線機能を搭載したものでも、2000円で購入できます。昨今のロボットブームは、こういった部品の調達がインターネットの普及で手軽に、しかも安価になったという要因が大きいと考えます。もっと学校でも授業で取り入れていけばいいじゃん、と思うのですが、恐らく2020年から義務教育として授業に取り込まれていくと期待しているところです。安いので、壊しても大した損害になりませんし、何より好奇心をくすぐることでしょう。ライントレーサというロボットは古くから存在しているものですが、黒く描かれた線の上を歪な形のオモチャが走るその挙動は、子供に興味を抱かせるには充分と言えます。そういうモノの仕組みを理解する、というよりも自分たちでお手軽に作れる、という感覚を植え付ける事が、将来のエンジニアを育てる土壌となることでしょう。さて、3連休が3週連続ですから、休日を満喫したいと考えています。
繋がれていないセンサたち