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感情オートマトン
長女の小学校の終業式が3月26日に行われました。春休みに突入します。僕にとっては、大した変化はないのですが、奥様にとっては、何やら只事では済まされないような雰囲気です。ですから、眠れる獅子を起こさないように、細心の注意を払わなければなりません。間違っても、眠れる森の美女でいてほしい、なんて言ってはいけません。と、書いてしまいましたが、さて、どうなることでしょう。乞うご期待。それで、長女は、帰宅してから昼食をとり、いろいろと学校での出来事を話しているうちに、感極まったようで、泣き出してしまいました。ちなみに、自己弁護のために言っておきますと、僕は、一言も会話を交わしていませんので、あしからず。それから、30分くらいは、泣いていました。奥様が寄り添って宥めていました。彼女は内心、「春休み初っ端からこれかいな。」と思われたことでしょう。まあ、それくらいは、誰もが通る道といいますか、今のうちに別れと言うものが理不尽であることを知っておくのが、懸命です。その後、長女の友達が、公園に遊びに行かないか、とお誘いに来て、一緒に出掛けて行きました。その時には、既に平常心を取り戻していたようです。一安心ですね。長女は、一旦泣き出したり怒り出すと、手がつけられなくなります。何を言っても聞かないし、力も強いので、手に負えません。放っておくしかないのです。それに比べれば、次女は、まだかわいいものです。次女の方が、感情を露にする頻度は多いですが、短期決戦ですから、まだ何とかなります。それに、感情のコントロールが、上手になってきているようです。感情をコントロールするには、やはり訓練は必要です。僕は、比較的涙もろくて、怒りやすいとうい自覚があるので、自分に「抑えろ、抑えるんだ!」と言い聞かせています。全く関係のない時に、というか、1人で妄想している時に、解放することはあります。なんと言うか、常に、抑制するのは、心身によろしくないようで、たまに感情に身を任せた思考をします。その時は、周りに誰もいないことが条件です。危険ですからね。と書くと、誤解を招きそうですが、一応、危険物取扱者の乙4保持者です。関係ありませんか?感情指数Eというものがあるとすると、通常時は、±0の状態となります。この状態が最も安定で、楽であり、格好よく言うと、エントロピィが最小である、となります。人間は、常に何らかの情報を、五感から収集しており、それに伴い、処理が行われ、結果によってEに作用します。これが状態遷移ですね。そのEがある一定の値を超えると、いわゆる「キレた」状態になります。感情のコントロールをトレーニングするということは、この限界値を超えにくくするということになります。人によって様々な方法があるのでしょうが、僕は、あらゆる状況をイメージすることで経験したことになり、「耐性」を作っています。つまり、限界値はそのままで、入力情報に対して鈍感になる、という事です。昔から、「君は、鈍いね。」と、お褒めの言葉を沢山の方からいただいておりますので、効果の程は、間違いありません。一方、限界値をあげる、という方法は、自分で書いておいて何ですが、僕にはピンときません。どうしたら良いのでしょうね。滝に打たれるとか、座禅を組むとか、そういうメンタルトレーニングが該当するのかもしれません。いずれにしても、トレーニングすれば、効果はあるし、人生において、役立つ場面もあるはずです。子供達には、その辺りを伝える事ができれば、と考えていますが、さて、どうでしょうか。
カンガルーの親子