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鍵盤のどこにカギがあるのか
ピアノの練習を毎日30分ほど行っていますが、なかなか上達を実感することはありません。完璧を求めている訳ではないのですが、せめて、1曲通してミスなしで弾きたい、という想いはあります。表現やリズムは拘らずに、指の動きだけでも何とかマスターしたいのですが、思うようにできません。理由の一つは明確で、弾きながら他事を考えてしまう癖があります。翌日の仕事の事や子供のこと、友達のことなど、ふと思い出してしまうと、なかなか意識から離れてくれません。そうしているうちに、指の動きを間違えて、「ああ、しまった」となるのです。それが毎日ですね。他の原因には、楽譜を見ないので、記憶が定かではない、或いは記憶から情報を取り出すスピードが遅いため、指が動かない、という事も認識しています。また、練習は就寝前が多く、疲れにより頭が働かない時もあります。休日の日中に練習するとよく分りますが、やはり目と頭が冴えている時のほうが、上手に弾けます。これは他の作業でも同様です。勉強だって寝起きのほうが捗ります。ですから、勉強に関しては、朝は参考書を読み進めて、夜は問題を解く、という仕方が自分に合っている事が判ってきました。睡眠時間が最低6時間は必要で、就寝1時間前は脳がほとんど働かないので、実質7時間は睡眠時間となります。つまり与えられた時間は1日17時間。平日は仕事の拘束が約10時間。家での雑用(食事含む)が2時間。差し引き5時間が正味の自由時間でしょうか。ピアノと日記で1時間。あとの4時間は好きな事に費やすので、あっという間に過ぎてしまいますね。こうして見ると、タイトな生活リズムだなと思います。もっとゆったりと暮らしている感覚なのですが、時間にゆとりがありません。まだまだ気持ちにゆとりが足りない証拠でもあります。焦らないことが、ゆとりに繋がる事は重々承知の上ですが、せっかちはいけませんね。ピアノの練習中の曲数は10曲程度です。最も注力しているのは、ベートーベンの「月光」第1楽章です。これは以前、アレンジ曲で練習していましたが、今では原曲の楽譜があるので、そちらで取り組んでいます。高校生の時に、卒業テーマとして、「月光」のメロディをプログラミングして提出した記憶があります。その頃から好きな曲でした。当時は、まさかピアノで弾くことになるとは想像もしていませんでした。人生何が起きるか判らないものです。さて、満月は11月23日の予定ですね。天候に恵まれて明るい夜空を眺める事ができたら、素敵な週末になりそうですね。今から3連休が楽しみです。
空の豊かな表情