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言葉を尽くして天寿を全うする
だんだんと、春が近づいているようです。気温も暖かくなり、風も日中は心地よく感じられます。といっても、ここは日本の真ん中あたりなので、北国はまだまだ寒さが厳しいことでしょう。最近、雨が2日ほど降りましたが、一時的に土砂降りになりました。まるでスコールのようでした。この季節でも、あんな降りかたをするのですね。もう、過去の天候はあまり参考にならないのかもしれません。雨降りならば、あの土砂降りは間違いなくやってくる、と考えておいた方が安全側の行動がとれます。初夏にはキャンプに行きたいですが、どうでしょう。天候に恵まれなければ、安全のために、キャンプ場はキャンセルすることにします。鉄砲水に襲われたら、ひとたまりもありません。僕一人なら良いのですが、そうでもないので、身勝手な行動はとれません。自動車の運転も、安全第一を心掛けています。仕事では、ホイストクレーンを使って、玉掛けをします。家では、たまにモップ掛けをします。なんのこっっちゃ、ですね。あまり上手に掛けられませんでした。これを読んでイライラされるかもしれませんが、言葉で差別化を図ろうとすると、出来るだけ自分の思った通りに表現をしたほうが、個性をだせるのではないか、と考えています。決して、それが面白い、或いは笑いを誘うようなものだとは思いません。こういう考えをする人がいますよ、程度のニュアンスです。しかし、その違いを表現することが、僕にとっては重要なのです。理由は特にありません。予感がするのです。何の?それも判りません。ただ、言葉を尽くすことに意義がある、そう思い至った節があったからです。その節については、特に述べません。やっぱり述べましょう。最近、父が本を執筆しているのです。1作目がもうすぐ完成します。これは、父の人生を綴ったものです。書き始めると、次から次へと書きたいことが湧いてくるらしく、早くも2作目の構想を練っていると聞きました。すでに退職し、余生を過ごしていますが、創造性にあふれた生活を送っています。執筆以外にも、リース作りや、木工作業、庭仕事など様々です。そんな姿を見ていると、息子として、何か刺激を受けるものがありますね。背中を見て育つ、というのはこういう事でしょうか。行動で示してくれているのです。しかも後期高齢者の父が、です。執筆作業は、おそらく書けなくなるまで続けることでしょう。それがあとどれだけの期間かは判りません。本人が一番、残された時間について把握しているでしょうから、そこから捻り出される一語一句は、非常に貴重な言葉です。製本されて、出版されるかどうかは知りませんが、じっくりと読んでみたいですね。
Flinders Chase National Park こちらの写真は2009年3月27日 Flinders Chase National Parkという場所で撮影しました。こういう景色を見ると、しばらく眺めてしまいます。ただただ、美しさを堪能することに、時間を消費します。それは、決して無駄ではないと思います。いえ、最高の無駄とも言えるかもしれません。そして、その無駄が、贅沢でもあり、人間らしさであるように思います。贅沢な時間を味わったら、それを表現してみたくなります。それは、イメージがあるなら絵を描くか、あるいは言葉を駆使するか。音楽でももちろん良いでしょう。僕にできそうなことは、言葉を使う事くらいですから、天寿が与えられている間、自分なりに表現をしてみようと思っています。きっかけを与えてくれた父に、改めて感謝しなければなりませんね。ここで言っても仕方ない(父はブログの事は知らない)ので、直接伝えるつもりです。ただ、あまり感謝してることを伝えると、もしかしたら下心があるんじゃないか?と勘繰られてしまいそうですので、程々にです。親の心子知らず。されど、子の気遣い親知らず、何ていったら怒られそうですね。