• 雑談

    気まぐれなフラッシュバック

    11月も終わりが近づいてきました。いよいよ12月。師走と言われるほど世間的には忙しい期間となるようです。個人的には、冬休みがあるので、気分的にはゆったりできます。年賀状も去年から身内だけにして、友人はメールで連絡を取るだけに留めようと思います。電子化が進み、省エネが叫ばれるようになり、ペーパレスが可能となったという時代背景もあり、年賀状のありがたさも薄れてきているように感じます。年賀状の楽しみと言えば、くじが付いている事ですね。切手セットに当選したことがありますが、確か下二けたが発表された番号と同じなら貰えたはずですから、当たる確率は高いでしょうね。子供の頃の1等賞は、ペアのハワイ旅行券だったと記憶しています。バブル真っ只中の頃ではないでしょうか。バブルが弾けた後は、カラーテレビだったかな。いずれにしても、当たる事は無いだろうと予想していたので、特に問題はありません。本気で当たるはずだと考えてしまうと、ストレスが溜まりますね。年末ジャンボ宝くじでも、当たらない事を前提で買っている筈です。そうでなければ、100万円単位で券を購入しているはずです。僕は買っていません。奥様は時々買っているようですが、一度も当選したことは無いはずです。持ち物は特に変わっていませんので。当選したら恐らく、彼女は海外旅行に行くはずです。理由は知りませんけれど、日頃から海の向こう側に行くことを望んでいるようです。あまり遠いところばかり見ないで、もう少し足元を見据えたほうが良いのではないか、とアドバイスしたくなりますが、言葉が喉まで出かかって、飲み込んでしまいます。僕の中の何かが、それを阻止しているようです。不思議な事もあるものですね。年末年始は、海外旅行客の出入国の映像がテレビで流れることがありますが、みなさん裕福ですね、という感想を抱きます。海に囲まれた国だからこそ、海外への憧れというのは、他の国比べてあるのかもしれません。僕は何となくアメリカに憧れていましたが、最近は日本てば、良い国なのね、と感じているので、特に海外に行きたいとは思いません。強いていうなら、西表島や小笠原諸島などに行ってみたいですね。国内にも多くの観光地がありますが、観光ではなくて、隠れ家を見つけたいのです。スペシャルな景色や風景を眺めたい、そんな願いはあります。場所というよりも、自分の感性が敏感であるかどうかが問われる訳です。一枚の落ち葉を見て何を思うか。枯れ木を見て何を思うか。池を見つけて何を思うのか。そういう時は具体的な思考ではなく、何かぼんやりとした映像が浮かぶことが多いです。そして、それらは浮かんでは消えていくような、儚い映像ですが、一瞬だけ、フラッシュを焚いたように明るく、眩しく光り輝き、アウトラインがくっきり見える事があります。その画像はずっと残ります。しかし、その画像が素晴らしく美しい一瞬とは限りません。なぜ、その場面なのか、自分でも理解できませんが、記憶に残したということは、きっと何か意味があるのでしょう。その意味は、ふとした瞬間に、何かと繋がるかもしれません。それを待ち続ける人生も悪くないかな、と思います。

    ぼんやりするのが好き