-
食後に居酒屋集合
数日前に友人から連絡があり、相談したいことがあるから、5日に会えないか?とメッセージを受け取りました。19時以降ならOK、と返信したら、それから返事がありません。まあ、当日に連絡してくるだろうな、と予想していたのですが、仕事中の16時くらいにメールが入っていて、気付くことができませんでした。19時くらいに、仕事が終わって帰宅した旨を伝えたら、今から会おう、と言われたので、OKしました。いつもこんな感じでグダグダなやり取りが続くのですが、もう慣れっこです。相手は高校3年間一緒で、卒業後も会っていました。もっとも、彼が集合を掛けなければ、他の友人たちとはほとんど会わなかったことでしょう。そういう意味では、彼に感謝をしなければなりません。男4人組のグループで、彼を中心として、行動をするのです。決してアイドルではありませんし、踊りもできませんし、歌も歌いません。傍から見て、とても仲の良い4人とは見えないことでしょう。恐らく、本人たちも自覚はありません。ただ、一緒にいると、何となく心地が良いのかもしれません。これを恐らく、居心地というのでしょうね。それで、今回の相談については、彼の仕事の話が一つ。プライベートの話が一つでした。仕事の話は、異動になった、という内容でしたが、飛ばされたといった方が的確かもしれません。会社の事情があるはずですから、その辺は相談されても「仕方ないよ。新しい環境になれば、新たな出会いがあると思うよ」と当たり障りのない解答に留まります。友人といえども、それほど断定的な物言いはできません。仕事ですから、割り切って労働を提供しなければなりません。誰に対してとかではなくて、生活のためにです。誰かのために、というのは仕事ではなく、奉仕或いはボランティアといったほうが的確だと思われます。異動に伴い、引っ越しが必要になったそうなので、「その手伝いはするから、住処が決まったら教えて」という応援メッセージを伝えたら、十分喜んでいただけました。早く見つかると良いですね。それと、もう一つのプライベートな相談は、はっきり言って不毛です。しかし、彼がどうしてもそうしたい、という信念に基づいて行動しているのなら、僕ごときが口を挟めるわけがありません。「そうしたいなら、そうするといいよ」と、これまた適当な返事をして、彼を慰めました。恐らく、「相談したのは間違いだった」と思っていることでしょう。何か新しい考え方を聞けると期待したのかもしれませんが、それもその人の人生。後悔しないように生きていければよろしいのではないでしょうか。期待値の求め方は、それぞれの事象に対して起こりうる確立を掛けて、足すことで求められますね。それと同じように、彼はそれぞれの友人に相談を持ち掛け、得られる情報を消化します。そして、集まった情報を足し合わせて、今後は最も合理的と考えられる行動をとる事でしょう。私たちは無意識のうちに、こういった概念を生活で実践しているのですね。良い勉強になりました。
悩ましい夕日