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ランダムなサプライズ
昨日、実家に出窓が4つ、と書きましたが、正しくは、1つでした。出窓だと認識していた部分は、ただ窓枠があるだけで、外側に出ている訳ではありませんでした。誤った情報を書いてしまい、反省しております。ただ、それ(誤った情報)が世の中に与える影響は、皆無に等しい、と勝手に解釈し、今日もポジティブに、指がキーボードを叩いております。そして、ブログを修正するのかといえば、決してそんな事はせずに、それをネタにして、こうして新たな文字列を産み出しているという創作意欲は、只では転ばぬ先の杖、といったところでしょうか。言いませんか?そうですか。おかしいなぁ。さて、先日、高校のクラスメイトYさん(以下Y)の挙式に参加させていただきました。彼女は、一応、芸能人というカテゴリになります。小中高と同じですが、それほど交流があった訳ではありません。高校は3年間同じクラスでしたが、とりわけ、何かを語り合った、という記憶もないのです。高校を卒業してからは、同窓会で、数回会いました。その数回で会話した量は、高校3年間よりも多いのではないか、と思います。そんな彼女の挙式に、何故呼ばれたのかというと、少し複雑な経緯がありまして、それを掻い摘んで、ごくごく簡単に言うと、新郎Sさん(以下S)から「Yに内緒で、サプライズ挙式をするので、参加してください。」と連絡があり、「はい、わかりました。」と返信したからです。どうですか?シンプルでしょう。必要な情報が全て凝縮されていますね。では、その補足をしておきましょう。Sは、ミュージシャンなのですが、僕が2007年に、たまたま手に取って、試聴して、気に入って購入したバンドのCDのボーカルが、Sだったのです。時系列で、説明したほうが分かり易いですね。まず、Yは20歳に上京し、芸能活動を開始します。これが2001年ころでしょうか。そして2007年→僕が一目惚れならぬ、一耳惚れでSが歌っているCDを購入。2012年→Yが彼氏を連れて東京から帰省。何と、彼氏はSだった。他のクラスメイトは、気付かず(そのバンドを知らなかった)。それが、Sとの出会いでした。彼の歌声がとても好きで、CDを購入してから何回も聴いていましたが、まさかその声の持ち主が、クラスメイトと交際しているとは、夢にも出てきませんでした(?)。そのご縁があって、挙式に参加させていただくことになり、とても嬉しかったですし、お二人の門出を心から祝福しています。芸能人カップルとういことで、非公式の関係が、何年も続いていたそうで、何かと気を遣って過ごしてきたようです。何かと大変だったと想像します。こうして、晴れて公に夫婦となり、肩の荷が少し降りたことでしょう。さて、ブライダルでサプライズはお約束ですが、新婦に挙式の事を黙っておく、というのは、一般的には抵抗があるみたいです。というのも、新婦が呼びたい友人もいるでしょうし、デコレーションや小道具のチョイスなども楽しみの一つだと聞きます。そういう要素を与えずに、当日まで秘密にしておくというのは、ある意味、無謀とも思えます(実際には、はかりごとを巡らせていますから、無謀ではありません)。挙式後の披露宴で、ある女性は「私だったら、そんな事は許さない。」と、おっしゃっていました。しかし、新婦Yは、そんな状況(彼女は「台本を持たずに舞台に出る状況」と表現していました。)に突然陥っても、数多の舞台で鍛えた演技力やミスをした時のフォローのテクニックなどを遺憾なく発揮し、見事に「騙された花嫁」を演じきったのです。もう、拍手拍手拍手の嵐でした。エンターテイメントとは、こういう事か、と肌で実感することができ、良い経験となりました。そうそう、参加者の中に、著名な方もいらっしゃって、余興で楽しませていただきました。新婦の友人として、僕を含めて、男4人で参加しました。理由は、場所が遠方だったのと、平日という条件が重ねり、女性陣はのきなみ不参加となったからです。この男4人組は、今でも時々集まって遊びます。今回、最初は僕一人での参加になりそうでしたが、他の3人も都合をつけてくれて、一緒に日帰り祝福旅行を楽しむことができました。有意義とは、こういう時に使うのかな、と帰りの運転で思った次第です。ちなみに、行きも帰りも運転手を務めました。酒が飲めないので、しかたなく運転手を引き受けた、というわけではなくて、もともと一人で、ドライブして行く予定だったからです。交通費が割り勘になったので、むしろ、ありがたいと感じました。持つべきものは、大人になりきれていない友達ですね。
バージンロード