• 雑談

    クラスメイトはエンターテイナー

    4月に結婚した(女性の)クラスメイトが東京から帰省したので、それに合わせてプチ同窓会を行いました。幹事は僕ではありませんでしたから、気楽に参加させていただきました。内訳を記しましょう。集まったのは男性3人と女性1人で計4人です。既婚者は3人で、未婚者は1人です。既婚者のうち、子供がいるのは2人。その2家族の子供の数を足すと、3人です。その3人の子供のうち、男性は1人、女性は2人です。既婚者は長男で、弟と妹がいて、甥と姪がいます。さて、すっかり元の情報を隠蔽してしまいましたが(過信)、今回は少数ながら、濃密な時間を過ごす事ができました。お店は、地元と言っても過言ではない場所にあり(知りませんでしたが)、店構えは、食堂と呼ぶにふさわしい雰囲気です。中に入ると、サイン色紙が4枚ほどあり、誰のモノかは不明でした。聞いたことのあるテレビ番組が取材にきたそうなので、きっと有名な人がきたのでしょう。それがどうやらお店のステータスになるそうです。そのステータス(有名人の色紙の枚数)と、料理の美味さは必ずしも一致しない、という考えですから、充てにしないことにしています。どんな味でも、番組として取材に行き、サインを求められれば応じるのが普通だと思いますから。それで、最初に出てきた串カツをいただいたら、あまりの美味に驚きました。世間では恐らくB級グルメとして呼ばれるのでしょうが、とても落ち着いていて、深みがあり、しかも品もある味付けです。それでいて、安いのです。利益度外視ではないのか、と少し心配になりました。ケイちゃんという料理を注文したのですが、700円と書いてあったので、1人分の小皿に盛られて出てくるのだろうと想像していたのですが、なんと出てきたのは、4人前くらいの量の未調理品と直径20cm、深さ15cmほどの鍋でした。それをカセットコンロの上で煮詰めて召しあがってください、と。ママさんがおっしゃったので、その通りにしていただきました。まぁ、その美味しいこと。こんな場所にこんなお店があるなんて、捨てたものじゃないな、と思いました。それで、会話の内容は、特にたいしたトピックはないのですが、(僕以外の)お互いの近況報告をして、それについてああでもないこうでもない、とチャチャを入れるスタイルです。あとはゴシップがメインでしたね。それについては、僕はよく理解できないので、聴いているだけなのですが、クラスメイトの喋り方が面白いので、聞き入ってしまいました。とても真似できないな、と感心しながら聞いていたのですが、ふと、夫婦漫才という言葉を思い出しました。息の合ったコンビネーションというのでしょうか、その二人だけでエンターテイメントが成立しているのです。素晴らしいですね。それが無料で見ることができるのが、プチ同窓会における楽しみの一つであります。人数が多くても、主役となる人間はそれほど変わらず、脇役が増える感じですね。その脇役を上手に生かすのも、その主役です。その逆もまた然り。僕にとっての唯一の交友の場ですが、有意義でありますから、積極的に参加するようにしています。ただ、体はやはりもう若くはないので、次の日、起きたら胃がもたれて、頭痛も少しありました。お酒は飲んでいません。帰宅が深夜1時を過ぎており、そこから就寝が3時近くになってしまったので、単なる寝不足でしょう。規則正しい生活がいとおしくなります。いとおかしくはなりません。糸を押しても針の穴は通せません。引いた方が合理的です。何の話でしょうか?ともかく、不定期な集まりではありますが、良いメンバーに会えて感謝の言葉しかありません。元気を貰うことは物理的には無理ですが、何だか幸せな気分になれることが不思議ですね。いえ、日常が不幸だ、とは申しておりません。念のため。

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