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七転び八起きの末に

昨日、義父母の家に遊びに行っていた長女から、携帯電話に連絡があり、何事かと思って出たら「自転車に乗れるようになったよ!」という
報告でした。「えっ?」と、最初は意味が理解できませんでしたが、そういえば、義父母が自転車に乗れるように練習させるから、置いていきなさい、と言っていたのを思い出しました。それが1週間前の話で、まあ、夏休みの間には乗れるようになるかな、と悠長に構えていたのです。そんなに一所懸命に教えるつもりの無い父親を尻目に、長女は乗れるようになりました。正直、物凄く素晴らしいと感じました。何がって、教える手間が省けたことです。友達と一緒に遊んでいる中で、乗り方を覚えたそうですから、その友達に感謝の気持ちで一杯です。ささやかですが、今度アイスクリームでも買ってあげましょう。最初に電話で連絡を受けた時、自転車に乗れることに関して半信半疑でしたが、実際に乗っている姿を見ると「たいしたものだな」と感心しきりです。子供の成長とは、本当にあっという間ですね。こういう形で見える事に関しては、本当に成長がよく分ります。補助輪を外して、僕が自転車を支えているのに、フラフラしながら乗っていたのは、つい最近の話なのです。いやあ、面白い。あまりにもテンションが上がって、思わず「新しい自転車を買ってあげるよ」と口走ってしまいました。それで、その後、自転車屋さんに行き、少し大きめ(22インチ)のモノを購入しました。気に入ったデザインがあってホッとしました。気に入らないと、他の店を見に行かなければならないので、重労働になります。セッティングをしてもらい、早速、義父母宅の裏で練習を始めました。すると、思いのほか、サイズが大きかったようで、漕ぎ始める時にバランスを大きく崩してしまい、転倒していました。ギアの切り替えが無いので、比率を変える事はできません。ややペダルを漕ぐのが重いようです。少し下りであれば、速度が簡単に稼ぐことができますから、すぐに姿勢が安定しますが、砂利道や登坂となると、少々難しいみたいです。立ち漕ぎがまだ出来ないので、その影響でしょうね。立ち漕ぎさえ覚えれば、問題ないと予想されます。しかし、補助輪無しでペダルを漕ぐ姿には、不覚にも感動しましたし、一抹の不安を覚えました。怖いのは事故です。自転車の購入時に保険に加入しましたが、使わなくて済むことを願って止みません。とはいえ、何時かは手元を離れていくであろう子供達です。何時までも親バカではいられないな、と心を鬼にして、写真を撮る事を控えました。親も成長するものですね。

間違った乗り方