忖度を鵜呑みにする
最近、「忖度」という言葉がやたらと使われていますが、流行りなのでしょうか。言葉の意味は、「他人の気持ちを推し量ること」となっていますが、これだけあちらこちらで使われると、何やら、発信側の気持ちを押し付けているような印象を受けます。もともと、有名な誰かが公の場で使って、それをメディアが何かの理由で強調して報道したのでしょうね。どちらかと言えば、ネガティブな意味で使われていますが、言葉としては美しいものですから、もう少し考えて使っていただきたいものです。少し前までは、「KY」で通じていたことですね。メディアがそのように報道する、とういことは、多くの受信側が、そういう情報を望んでいる、と思われているということですね。テレビでもそうです。制作側は、視聴者が望んでいそうなもの、或いは、炎上しそうなものを製作しようと必死ですから、番組を冷静に見れば、どのようにコントロールしようとしているのか、見えてくる部分があるかと思います。僕は、基本的にテレビは観ないので、ニュースはネットのみです。しかも、さらっと流してみるだけなので、何が起きているのか把握していません。ただ、やたらと同じ言葉を目にするようになると、憂鬱になりますね。はっきり言うと、「森友」という見出しが多すぎます。明らかに、情報操作が行われている、と感じざるをえません。文書改ざん、責任転嫁、首相辞任要求など、どれも同じキーワード、同じ内容のものばかりです。国民を馬鹿にしているのでしょうね、きっと。国会で審議するような話でしょうか。もっと、実質的な問題がいくらでもあるでしょうに。と、ここで述べても何にもなりませんが、これだけ素晴らしいネットワーク環境を構築している国で、無駄な情報ばかり流されるのが、残念でなりません。美しい国というなら、メディアもそうであるべきです。まあ、商売ですから、と言われたら何も言い返せませんが。それに乗っからないように注意しなければなりませんね。情報を鵜呑みにする人が大勢いるということは、よくわかりました。そして、感情的な発言を大声でする人が多い事もわかりました。こういう人たちとはあまり関わりたくないですね。益々、孤独になりますが、そのほうが、文化的な生活が送れると思いますので、喜ばしいことです。
さて、今日はバリからお届けします、とはいえ、2009年4月21日撮影ですので、今は、違う風景かもしれません。テガラランという場所ののライステラスです。世界遺産に認定されていますね。日本でいうところの、「段々畑」です。3段腹ではありません。素晴らしいのは、灌漑設備、水の流れですね。これだけ広く、高低差がある場所で、均一に水を行き渡らせる技術が、古の時代から確立されていた、という事です。日本でも同様の畑などがありますが、先人の知恵とは、本当に素晴らしい発想ばかりです。今の時代では、多くの事が発見され、また、娯楽が増えたことにより、探求心が減少していると言われていますが、きっと、何か一つくらい、僕でも見つけることができるかもしれません。現に、まだ研究は世界各国で盛んに行われています。それだけの謎がある、というのは、人類に与えられた希望でもあるのかもしれません。